∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

≡≡ 米屋にて ≡≡

出てくる話題はコロナばかりだが
心境の変化あり

 ようやく晴れてくれた日曜日。何日かぶりに自転車に乗って買い出しに行きました。まず最初に向かったのは、もう20年以上世話になっている米屋でした。
 実は「もうあと1食分しか残ってない」とハラハラしていたんです。

 その米屋で分搗き精米をしてもらっている間の数分間に出てきた話題はあいも変わらずコロナの行方。これまでに何度も同じような話をしてきましたが、今日はこれまでとちょっと違った展開になったのです。

「いつまで続くんでしょ」。
「今回の第七波が収まれば、いま以上に個々人の判断が優先されることになるんじゃないですか」。
「そうなってほしいわ」。
「ワクチンと医療環境は整えるから、あとはお任せします、じゃないですかね」
「そうね、罹る時は罹るからね」。
「冬までにコロナが第二のインフルエンザになってるんじゃないですか」。
「それも良し悪しかなあ」。

 飲食店からの受注が激減しているうえに、米価そのものも安くなっている米穀業にとってコロナは疫病神そのもの。実需が回復しないことには身動きが取れないのです。そんな状況が続いているにも関わらず、オバちゃんに心境の変化が起こっているようでした。
 これまでなら「相手がコロナだと我慢するしかない」と言っていた彼女が「我慢するのも限度がある」と宗旨変えしたようなのです。

 飲食店に賑わいが戻ってきたとはいっても、この3年間で休廃業した店舗も多いのは事実。今はまだ“生き残りをかけた整理”が終わった段階です。当然、米穀商の売上だって落ちます。
 そんな宿命を肌で感じている彼女に元気が戻ってくるのはいつなんでしょう。まさに“頑張れオバちゃん!”です。
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[season12/0717/25:30]
小暑』‥あっという間にやってきた夏本番。暑中見舞い。七夕
photograph:SKY at nippori, arakawa & taito city
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