∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

≡≡ 唾棄すべき茶番 ≡≡

ロシアによる
ウクライナ4州併合と
強引な徴兵

 2022年9月30日、ロシアのプーチン大統領ウクライナの東部・東南部・南部の4州を併合した。結論から言えば茶番である。
 正当化させるための詭弁を世界に発信し続ける一方で、情報統制した国民に対して考えつく限りのプロパガンダと圧力を掛けて、住民投票と銘打った“儀式”を行ったうえで無理矢理形にした併合など単なる茶番でしかない。

 しかも、暴力的かつ無法な方法で徴兵して訓練なしで前線に送り込みはじめている。おそらく、今夜併合した地域でもウクライナ系、ロシア系に関わらない徴兵がすぐに始まるのだろう。

 プーチン大統領は以前から“失われたロシア帝国の復活”を訴え続けてきたが、そのためにはウクライナ奪還がどうしても必要だと信じているのだろう。
 だが、簡単に奪還できると思っていた侵略行為が予想とは違う方向に進んでしまった今、局面を打開するための当面の政策(戦略)を新たに組み立てざるを得なくなったというのが本音ではないだろうか。

 早期の併合で領土を拡大しておけば、国民に対して自国領土への侵攻を止めるための戦争だと宣言することができるということ。
 たとえ“人間の盾”になることが確実だとしても、劣勢に立たされた戦線を維持するためには、我関せずで過ごしてきた国民を強引に徴兵して前線に兵士を送り込むということ。
 今回、前倒しで実施されたふたつの戦略は、どちらも“姑息-その場しのぎ”のものでしかない。これではプーチン大統領自身が“窮鼠猫を噛む”の鼠のように見えてくる。

 いったいロシアはどこへ行くのだろう。叶わぬ夢を追い求めていいだろう。しかし、現実はそんなに甘くない。“みっともない敗退”を余儀なくされる前に、大どんでん返し的な政策転換を図って集結を模索しはじめることを願っている。
__________________________
[season12/0930/25:20]
秋分』‥秋の彼岸。自然の舞台転換。昼夜の長さ。新米。曼珠沙華
《蟄虫坏戸》‥むしかくれてとをふさぐ‥虫が土中に掘った穴を塞ぐ。
photograph:SKY TREE view from UENO-SAKURAGI, taito city
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄