∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

≡≡ ここまでやるか ≡≡

末期的症状を呈する
大規模なプロパガンダ

 ウクライナがロシアのクレムリンをドローン攻撃したというニュースが駆け巡っている。映像を見ても確かに飛翔体がクレムリンの頭上で爆発している。
 もし本当にウクライナが攻撃したのだとすれば第三次世界大戦が確実に視野に入ってくる一大事である。

 だが。今のところ政治家も報道陣も慎重な対応を貫いて誰も断定していないが、私はこの作戦は完全にロシアによるプロパガンダだと確信している。

・なぜウクライナが戦争の無限拡大を引き起こすような作戦を行わなければいけなかったのか。
・ドローンはどこから発進したのだろう。ウクライナ領土から発進したとしたらクレムリンの上空までどうやってロシアの防空体制をすり抜けたのだろう。それとも、ロシアにはこれといった防空体制がないのだろうか。
・ロシア政府は軍と特殊部隊が迎撃したと公表しているが、クレムリンの真上でやっと迎撃できたのだろうか。
・そもそもドローンを迎撃したミサイルが映像として残っていないのはどうしてなんだろう。映像を見る限り、ドローンが“ほどよい位置”で自爆したようにしか見えないのだが。
・長距離を飛翔してきた攻撃型ドローンが引き起こす爆発なのに、見たところ、大きめの花火程度だったというのはどうしてなんだろう。もっと破壊力のある装備を備えた武器を使って着弾させようとするのが常道ではないだろうか。

 どう考えても私には、ロシア政府が謀った国内向けに戦意高揚を図ったプロパガンダと、劣勢を逆転させるための核兵器使用を目論んだ策略のふたつを一度に実現させるための策としか思えないのだ。

 今回の作戦は、すぐに片がつくと思い込んでいたウクライナ侵攻が真逆の展開になってしまい、このままでは“名誉ある撤退”を余儀なくされそうだというロシアの焦りが生んだ“大博打”でしかないと断言してもいい。

 ロシアは今回の戦争で国際的な信用を失い、国内経済にも大混乱を起こした。これ以上無茶をし続けると、限られた国以外その存在を認めなくなるだろう。

 そろそろ暴走を止める時期が来たと自覚するのが賢明な選択だと思うのだが……。
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[season13┃04 May 2023┃12:45 JST
┃CHERRY BLOSSOM in YANAKA 9/9┃
at kaneiji & yanaka cemetery, taito city.
Photographed on 02 Apr. 2022