∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

≡≡ 自転車も車両 ≡≡

厳罰化を進めて
原付バイク並みに

 今日から自転車の交通違反が厳罰化された。今回は「信号無視・一時不停止・右側走行(逆走)・徐行しないで歩道を通行する」の4項目が厳罰化の対象になったとのことだが、従来から厳罰適用の対象だった「ながらスマホや飲酒運転」などを含めると、それなりに“形が整ってきた”ようだ。

 だが、交通法規上の自転車の位置づけを理解していない多くの人たちに向かって、突然厳罰化や赤切符と言ってもピンとこないはずだ。
 特に、自転車は好き勝手に乗り回せる乗り物と考えている人や、運転免許を持っていない人からは「警察が自由な乗り物を目の敵にしている」と言われることも当然増えるだろう。

 以前書いたこともあるが、私は、約20年前まで18段変速のシティバイクで通勤し、内堀通りの皇居前などを50キロ近いスピードで走っていた。しかし、この走り方をしているといつか人身事故を起こすと悟り、ある日突然自転車をママチャリに変えた。そして、歩行者を追い越すのが精いっぱいというスピードで走るように変えた。
 余談だが、そんな走り方に変えた私だが、ある時、路地から減速せずに飛び出してきた電動アシスト自転車が後輪にぶつかるという事故に見舞われた。幸いにも、後輪だけが傷つく事故だったため事なきを得たが、相手は最後までその意味を理解していなかったようだ。

 そんな人間に言わせると、今回の厳罰化でも「まだ甘い」と思える点がいくつもある。少なくとも原付バイクレベルの交通法規にまで厳しくしてもいいと思っている。

 今回警察庁は「赤切符」という伝家の宝刀を前面に出して厳罰化を打ち出した。「赤切符」を切られた場合、検察官が納得しない限り、前科は付かなくても、前歴は残る。この現実をもっと広めればかなり厳罰化が現実的な問題として認識されるようになるはずだ。
 電動アシスト付きの自転車で交差点など無視しながら路地を突っ走る輩や、減速するのは自分が止まりたいと思った時だけと思い込んでいる“自転車暴走族”にこの現実が認知されれば、自転車による事故は激減するのではないだろうか。たとえ「取り締まり件数を増やすことなく、事故が減ればそれでいい」という印象操作であっても、効果が出ればそれでいいのだから。
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[season12/1031/25:20]
霜降』‥朝夕の冷え込み。鍋物。動物たちは冬ごもり直前。
photograph:PORT of KOBE view from Mt. nagamine, kobe city
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