∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

≡≡ 屋内マスク見直し指示 ≡≡

春に向けての検討課題が
リスクの選択になってはならない

 政府が「この春、新型コロナ感染症を現在の2類から5類に変更し、併せて屋内のマスク着用やワクチン接種の公費負担を見直すことを関係各省庁に指示した」と表明した。この数カ月間囁かれていた課題がとうとう公のものになったかというものだ。
 いつかはインフルエンザ並みの感染症に位置づけられることになるのだろうと想像していたが、まだ疑心暗鬼というのが正直なところ。
 コロナ禍の第八波が猛威を振るっているなか、隠れ陽性者が増え続けていると誰もが想像しているにも関わらず、将来を見据えた準備は必要という姿勢はよく分かるが、心情的には「何も今でなくても」と言いたい議論である。

 多くの人と同様、今、私は人通りの少ない屋外では“口だけマスク”、駅など人通りの多い所に近くなると“しっかりマスク”、自宅にいるときと外で飲食する時は“ノーマスク”というようにマスク着用を使い分けている。まだ、どこで感染するか分からないという不安もあるし、苦しくてもマスクは欠かせないという生活習慣が身についてしまったからだろう。特に新たな変異株が出現してからは“人がいればガッチリ”と思うようになっている。

 個人的には、第八波が落ち着いてくるであろう春になっても、この姿勢は変わらないのではと考えている。少なくとも、ノーマスク状態でどんな事態が起こるのかを見定めるまでは様子見することになるだろう。

 政府は詰めの調整時期と言っているが、ノーマスクになることで、社会活動の活性化と感染拡大による医療逼迫を天秤に掛けた“リスクの選択”が起こらないように願うばかりだ。
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[season13┃19 Jan. 2023┃11:30 JST
:KAN-BOTAN(WINTER PEONY):
ueno botan-en, ueno toshogu, taito city
Photographed on 28 Jan. 2022