候補者の名前ばかりが
飛び交う時期到来
昨日、大阪府や奈良県、岐阜県などで2023年統一地方選挙の投票日を迎え、自民党と日本維新の会が勢力を伸ばしている。
国政を担う各政党の幹部や選挙参謀は、地方選を国政の後押しをする重要な戦いと位置づけ、その結果が国政選挙の結果を占う指標になると考えている。
候補者の皆さんにとってはこれからの生き方を決定する重要な戦いだろう。しかし、例によって例のごとく、多くの市民が感じているのは「名前ばかり聞かされても何も分からない。やっぱり政党で選ぼう」というのが本音ではないだろうか。まさに政党の思惑通りである。
著名人や話題の人物が出馬する参議院選挙とは違い、地方選は地盤を固めた候補者が有利になるのが世の常。浮動票は名前を連呼することで獲得しようとしている。おかげで我々は名前ばかりの選挙活動に付き合わされているわけだ。
私も議会制民主主義の仕組みを知っているつもりの人間のひとりだが、「選挙も風物詩のひとつ。名前の連呼を浴びせかけられると、ある種の虚しささえ感じてしまう」タイプの人間でもある。
私が住む地域でも区議会議員選挙が行われるため、このところ政党の宣伝カーが走り回っている。公示日の16日になれば候補者の宣伝カーが名前ばかりを連呼することになるはずだ。
選挙は連呼の季節。たった1週間の辛抱で過ぎていくと思えばいいのだろうか。
──────────────────────────
［season13┃10 Apr. 2023┃12:40 JST］
┃CHERRY BLOSSOM in YANAKA 4/9┃
ryo-daishi, ueno park, taito city.
Photographed on 13 Mar. 2022
