∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

≡≡ 9カットの「谷中の桜」 ≡≡

ちょっと暴走気味だった
「谷中の桜」も本日で終了

 3月21日の『春分』の節季初日から始めた「谷中の桜」。谷中や上野公園や、池之端界隈で撮り溜めた桜を9カット、七十二候の移り変わりに従ってほぼ5日ごとに入れ替えてアップしようと目論んだものでしたが、今日(ようやく)最終日を迎えました。

 私は桜の名所のひとつとして知られている谷中や上野公園界隈に住んでいます。そのため、春になるとどうしても桜の写真が増えてしまい、気がつくとそればかりが溜まりに溜まっていました。
 そんな状態を整理しようと思い立って始めたシリーズでしたが、さすがに9カットは多すぎたようです。せいぜい1シリーズ3カット止まりかなとも感じています。

☆☆☆☆☆☆☆

 出会った風景、出会った光、出会った対象物……。風景やドキュメントに限らずファッションや静物も含めて、写真は“出会いのアート”です。絵画や彫刻のように“構築や練磨”が主となるものとは違い、その場その時の出会いだけが創造の源泉です。そんな写真の特性は動画も含めた映像全般に言えることでしょう。
 それだけに、何と出会うか、出会ったものをどうやって視覚に耐えられるものに仕上げるかは撮影者の感性や力量次第です。
 ちなみに、我が師でもある写真家の大辻清司氏は「ハッと感じた風景」を写真することこそ撮影行為の真髄と語っていらしたと記憶しています。

☆☆☆☆☆☆☆

 と、立派なことを言いながら私は「溜まり過ぎたから一回整理しよ!」と大胆なことを考えてしまったわけです。その結果がコレ。アプローチが甘かったと感じています。

 ともあれ、今年の桜は今日で終わります。お付き合いいただいた皆さん、長きに渡ったお目汚しをお許しください。
──────────────────────────
[season13┃05 May 2023┃11: JST
┃CHERRY BLOSSOM in YANAKA 9/9┃
at kaneiji & yanaka cemetery, taito city.
Photographed on 02 Apr. 2022