エッ、ハッ?
脳内から寄生虫?
いくつかの海外メディアの日本語サイトや時事通信などの通信社サイトを見ていて目を疑うような見出しを発見しました。
たとえばBBC日本語サイトや時事通信のサイトでは「オーストラリアで女性の脳から生きた体長8センチの寄生虫が摘出された。哺乳類の脳では世界初だという」とアップされています。
“ウソだろ” と思いながら記事を読み、写真を見ているうちに “マジかよ” と認識を変えましたが、それでもどこか “信じたくない” と思ってもいます。
数十年前、私が子供だった頃の日本はまだ不衛生な環境が当たり前でした。小学校に入ればおなかの中に線虫がいないかどうかを調べるために「検便」や「ぎょう虫検査」が毎年行われていました。
今では想像も出来ないことですが、当時の私は、衛生環境を向上するための最低限かつ効果的な検査だと信じていました。それくらい日本は不衛生だったんです。
そんな寄生虫(線虫)が脳内から発見されるなんて……。メディアを変えて同じ話題を読んでみても、やはりにわかには信じられません。百歩譲って、お腹から出てきたというのなら理解できますが、頭の中だなんて。だいいち、どうやって頭の中まで侵入したんでしょう。
女性は自宅のそばに自生していた植物を食べてから調子が悪くなり、物忘れとうつ症状を発症したものの、今では通常の生活に戻ったとのこと。どうも寄生虫の卵や幼虫が付いていた植物を丁寧に洗わずに食べたことが原因のようです。
それにしても「特定不能の異物を前頭葉から摘出したら生きている寄生虫だった」なんて誰が信じます?
あるんですねえ、こんなことが。もはや「人知を超えた自然のイタズラ」というんでしょうか。野菜は買ってたべるものとしか思っていない私には気をつけようにも気をつけられないこと。分かったのは “自然を侮るな” ということだけです。
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[season13┃30 Aug. 2023┃12:25 JST]
┃TOKYO : BACK to CAMPUS┃
rikkyo Univ. toshima city.
Photographed on 26 Jun. 2022