∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

〓〓 東京の雪 〓〓

ズルズル、ベチャベチャの道に
ロマンなし

 朝起きると雪は止んでいました。日陰の雪は積もったままでしたが、いざ外に出ると車の轍を軸にして歩道一面がシャーベット状。雪国のように「サクサク、キュッキュッと雪を踏んで」とはいきません。
 駅までの道すがら何人もの方が雪を歩道の一角に寄せていらした所を選んで駅までたどり着きました。ありがたいことで、頭が下がります。

 昨日の雪は、数年前に降った時とは違い、何日も雪を踏み固めながら歩くような混乱もなく過ぎていきました。

 それにしても、東京の雪はどうしてこんなに美的感覚に乏しいんでしょう。たった一日で、ズルズル、ビチョビチョです。

 雪が止んだら、即「両手を出して、歩幅は短く、視線は下に」というのが東京流というのは分かっています。そうでもしなければ「滑るわ、コケるわ、遅刻しそうになるわ」。ロマンチックのカケラもありません、完全に試練のときなんです。

 雪も降りました。最低気温が氷点下近くにもなりました。次に控える自然のイタズラは “春一番” です。そんな時期を越えれば、そこには春が待っています。
 ズルズル、ベチャベチャの “東京の極寒期” は春へのプレリュードなんだと信じることにします。春が来るまであと少しなんですから。

≡≡[season14]24:30/Feb.6/2024 -立春-≡≡
┃ARE YOU READY?┃
-Spring beyond the cold weather-
Taishakuten, Shibamata, Katushika city.
Photographed on May.03/2022