大雪予報で始まった
春の始まり
天気予報によると、明日の東京は午前中から大雪になるという。所によっては10cm程度の積雪になる可能性もあるらしい。雪の少ない東京のことだ、交通障害が起こったりして大騒ぎになることも充分に予想される。
ちなみに、春先に吹き荒れる「春一番」は『立春』から『春分』までの期間に南から吹き付ける強風のことをいう。
二十四節季では今日から約2週間が『立春』の節季。春が始まった。
一年でもっとも寒い時期に「春が来た」と言われても実感は湧かないが、江戸時代に著された『暦便覧』にあるとおり「春の気立つを以って也:春の気配を感じる」程度に受け止めておけばいいのだろう。
これが旧暦なら『立春』初日は正月直前(今年の場合は2月10日)にやってくるため「春」という言葉も受け入れやすかったのではと推測できるし、『立春』が一年の始まりというのも納得できる。
ところで、この時期に禅宗のお寺では「立春大吉」という言葉を山門近くに張り出す。縦書にした時、左右対称のいわゆる鏡文字になる熟語で、邪気払いの役目を果たしたり、裏表のない世界観を表したりしているという。
何はともあれ、冬が去り、春がやってくる。季節だけで終わらず、気持ちや生活環境も春らしく伸びやかなものになってほしいものである。
≡≡[season14]24:35/Feb.04/2024 -立春-≡≡
『立春』の節季:厳冬期。春の気配。春一番。東風吹けば。
┃ARE YOU READY?┃
-Spring beyond the cold weather-
Taishakuten, Shibamata, Katushika city.
Photographed on May.03/2022