この続きはコーヒーと一緒に

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

〓〓 春の寒さ 〓〓

寒いとはいえ、春は春

 昨日今日と肌寒い日が続いている。風も強い。季節がすっかり冬に後ずさりしているようだ。報道によるとセンバツ真っ盛りの甲子園では雪が舞ったそうだ。

 だが私は「たしかに寒いことは寒いけれど、真冬の凍えるような寒さではなく、春の陽射しが降り注ぐなかでの寒さじゃないか。身体が順応していないから寒く感じているだけだ」と思っている。俳句の季語で言えば「春寒」。手紙の書き出しで言えば「花冷え」や「花寒い」である。

 きちんと話してくれないので定かではないが、我が家の猫たちはこの2日間外出せずに家に籠もっていたそうだ。特に絶対的なボス猫「かあちゃん」は食餌の時以外、台所の温かな空気が残っている食器棚の上から降りるのを止めているようだ。

 寒いと感じるのは、春が充分に育ちきっていないから。気が付くと「ああ、春だなあ」と感じる日来るはずだ。その日まであと少し。センバツが終わる頃まではポカポカしたり、ゾクゾクしたりの三寒四温の日々が続くのだろう。

 元気だけど気まぐれなのが春の個性。しばらくはその振る舞いに付き合ってみよう。

≡≡[season14]23:45/Mar.21.2024 -春分-≡≡
┃THIS is the JAPANESE SPRING┃
-Cherry blossom 1/3-
Mt.nagamine, Kobe city.
Photographed on Mar.28.2023