∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

≡≡ 現在、膝の上に2匹 ≡≡

寝床じゃないけど、
信頼してくれてありがとう

 3月31日に生まれ、ほぼ生後3カ月を迎えた子猫たちにもそれぞれ個性がはっきりとしてくるようになりました。
 特に、僕のことを“遊び相手”と見るか“エサ係”と見るかという「生存本能と社会性」の差には大きな違いが出てきたようです。

 キーボードの前で僕の顔を見続けているサバトラくんと、膝の上で居眠りしている白くんの2匹はすっかり僕になついてくれています。
 そうかと思うと、僕を見つけると物陰に隠れるのを常にしている2匹の黒猫兄弟はエサを食べて満足すると、食後の運動のために外に出掛けます。

 そして今。サバトラくんが移動を開始。白くんと2匹で僕の膝の上を寝床にして居眠りすることに決めたようです。正直なところ、膝と腹だけは、まるで湯たんぽを抱いているようにホカホカ状態です。

 さて、この2匹どうしたものでしょう。書き終われば彼らの寝床を荒らすことになるし、かといっていつまでも駄文を書き連ねているわけにもいかないし。
 「朝顔に釣瓶取られて……」なら風流ですが、「子猫が居眠り動きが取れず」では洒落にもなりません。

 ホラッ、起きてくれ。頼む、から。

[3160]

≡≡ 警備厳しき折、くれぐれも…… ≡≡

明日からのG20は予行演習

 学校は休校。高速道路は通行禁止。自宅付近でもIDカードの提示。明日からのG20に向けて大阪、いや、京阪神の警備は厳戒態勢になっているようです。
 東京でもパトカーの数も自転車に乗った警察官も異様なほど増えています。もちろん、1カ月ほど前から始まった各駅の内外の警備に従事している警備員の皆さんの表情も厳しさを増しているように感じています。

 私事ながら、阪神間に住む僕の親戚も休暇を取ったり、戸惑ったり、諦めたりと、初めての経験になんとか自分を合わせようとしているようです。ここまでやれば万全という基準のない徹底的な警備体制を敷けば、当然こうなるだろうと想像はしていたけれど、ここまで厳しいとは、というのが本音ではないでしょうか。

 20カ国以上の国のトップが一時に訪れると街はこうなるという実例と捉えて致し方なしと受け入れざるを得ないでしょう。

 と、なると。ひょっとして、ひょっとして。あくまでもひょっとして

 来年の東京オリンピックの警備もこんな感じになるんでしょうか。高速道路は通行禁止や公共交通機関の運行停止を始めとして、頻繁な職務質問や身分証明書の常時携帯が求められることになるんでしょうか。
 G20のようなサミットと違い、オリンピックでは訪日外国人が極端に増えます。見方によっては“得体の知れないヤカラが列を成して街を闊歩する”ワケです。
 応援と観光の両方が満喫できるまたとないチャンスに訪れる海外からの観光客と、万全な警備を敷きたい警備陣の間で軋轢が起こらないようにするにはどうするのでしょう。今回のサミットのような体制では立ち行かないものがあるように感じています。

 なかには「御身大切、失策はハラキリ同然じゃ」とばかり、何もかもを規制しようとする警備陣がいるかもしれません。逆に、ホスピタリティ重視で自由に動き回って貰おうとする警備陣もいるかもしれません。
 ボランティアスタッフも含めた一般庶民のように、テロの現実を体感したことのない人間が「行き過ぎた警備」とクレームを付けることだって充分に考えられます。

 入場券発売も大切でしょうが、今回のG20を試金石にしたオリンピック向けの警備体制のアナウンスも欠かせないファクターです。庶民に警備とホスピタリティの関係を“刷り込み、納得”させる時期が間近に迫っているような気がしています。

[3159]

≡≡ エッ、やっと梅雨入り? ≡≡

やはり日本は“水の国”

 「今日、西日本が観測史上最も遅い梅雨入りをしました」。このニュースを知ってちょっとびっくり。まだ梅雨入りしていなかったんですね。
 しかも、梅雨入りした途端、今週末には台風が襲ってくるとか。なんだか、お天気の神様が遅れを取り戻そうと焦っているような感じです。
 梅雨明け間近の沖縄を直撃している豪雨が、そのまま引き続いて西日本を襲うだろうという予報も気になります。

 沖縄から始まって、徐々に北上するのが梅雨の常識だと思っていましたが、西日本全域が雨雲から取り残されることもあるんですね。
 まあ、これで水不足も解消されるのでひと安心といえばひと安心。あとは豪雨で被害が出ないことを祈るばかりです。

 それにしても日本は、雨が降ることを前提にした年中行事と生活スタイルで成り立っている国だということを改めて知ったような気がします。

 やはり日本は“水の国”ですねえ。

[3158]

≡≡ ありがとう、出光美術館 ≡≡

その決断に快哉

 僕は仕事で海外に出かけるたびに、会社には内緒で、無理矢理休日を作って美術館や博物館を巡ってきました。

 そして、ヴィクトリア&アルバートミュージアムやボストン・ミュージアムのジャパン・コレクションを観ながら、素晴らしいという感想と同時に、どうしてここまで国宝や重文級の名品があるんだという疑問をいつも感じていました。こうやって大切にしてくれる場所と人がいてくれてよかったと自分を納得させることが常だったのです。
 江戸後期に陶器や七宝などの外貨獲得のための工芸品輸出とは違い、日本画や浮世絵、仏像、金属工芸、伊勢型紙などの“流出”は、当時の人々が「当たり前のようにそこにあるもの」として、その価値を見極めなかったからではないかと、時代を超えて、抗議したくなったこともしばしばでした。

 明治政府の廃仏毀釈政策、第二次世界大戦後の貧困と混乱がもたらした投げ売り。日本の文化財のうちどれくらいが海外、特にイギリスとアメリカ、オランダなどに流出してきたのでしょう。
 今、その作品を観ようとすれば、お金を掛けて現地に行くか、時間を掛けて里帰りしてくるのを待つか。グローバルな鑑賞スタイルでいいじゃないかなんて「広い心」の持ち主にはなれそうにありません。

 そんな不満を抱き続けてきた僕にひとつのニュースが飛び込んできました。
 ─出光美術館がジョー・プライス・コレクションのうち190点を購入─

 その中には若冲の『鳥獣花木図屏風』もあるとか。つまり、あの巨大な白い象が描かれた屏風が日本に帰国し、いつでも出光美術館に行けば観られるようになるわけです。
 これで、氏のお眼鏡にかなった江戸後期の作品を観るために、そのコレクションが集まっているロサンゼルスのいくつかの美術館を車でウロウロしなくてもよくなるかもしれません。

 これまで一度も思ったことはありませんが、今回だけは言わせていただきます。
 「ありがとう、出光美術館」と。

[3157]

≡≡ 勉強、再開します ≡≡

11月までに間に合うか!?

 ─決意表明─
 これまでの2年間、一級に挑戦するも、その都度準一級しか取れなかった『日本語検定』に今年も挑戦することにしました。
 また、昨年取得した『知的財産管理技能士3級』に引き続き、2級にも挑戦します。

 『日本語検定』に関しては、難読語や同音異義語を間違えるなど、漢字の“壁”が高すぎるという理由で諦めようとしていたのですが、消化不良と言うか中途半端というか、どうしても“準”が付いたままだと納得がいかないんです。
 また『知的財産管理技能士』に関しては、どうせ取るなら上位を狙いたいという素朴な願いから挑戦を続けることにしました。

 どちらの試検も11月に迫っているためスケジュール調整しながらの勉強ですが、すべて今年が最後と覚悟して受検します。

 フー、こうやって宣言すれば、いくらノンビリ屋の僕でも勉強するはずです。マッ、結果発表は合格するかどうかに掛かっていますが……。

[3156]

≡≡ 夕方、帰宅してみると ≡≡

路地を埋め尽くす
消防車、消防士、警察官、そして野次馬

 とある講演会に出掛け、夕方帰宅する途中、まさにあと2分で着く所まで来た時、ホースを片付けている消防士の皆さんと遭遇、何事かと思い始めたところへ「通報はあったが出火の兆候なし」という消防無線が聞こえてきました。

 数年前、すぐお隣から出火して真冬の深夜に避難したことを思い出して、こわごわと帰ってみると、自宅の前には消防士、警察官、そして野次馬が群がっていました。ホースを片付けようとしている赤色灯を点けた消防車も数台停まっていました。

 「またか、なんと火事の多い土地なんだ」と思いつつ、とりあえず状況を聞いてみると誤報だったとのこと。どうも、魚を焼いていた煙を火事と勘違いして通報した方がいらしたようなのです。きっと、数年前の火災に遭遇したご近所の方が、煙=火事と直感的に感じて通報されたのだと思います。

 消防士さんの許可を貰って自宅に入ってみると、居付き猫が隠れ家に使っている押し入れや風呂場から様子を伺いながら次々と住猫が出てきました。見慣れない人や人声、消防車のサイレン……。火が出たと感じていない彼らにとって脅威は見知らぬ人の気配や雰囲気だったのでしょう。

 それにしても……。

 数年前の火災の後、しばらく経ってから「ああ、あの火事を境に運気が変わり始めたな」と思えるような微妙な変化が僕の身辺に起こり続けました。
 今回はどうなるんでしょう。誤報だったとはいえ、消防が出動するような大騒ぎになったことで運気の流れに変化が起こるのでしょうか。

 ……、不謹慎でした。素直に、火が出なくてよかったとだけ思うことにします。

[3155]

≡≡ 夏至の夜の夢 ≡≡

今年後半の目標を再確認する日

 今日は夏至。一年でもっとも日照時間が長い日です。冬至の日から少しずつ伸びていた“明るい時間”が今日をピークに減っていきます。
 とは言っても、梅雨の真っ只中ということもあり、北欧のようにお祭り騒ぎになることもなく過ぎていくことの多い“特別の日”です。

 日本では、日照時間の長さよりも、太陽が与えてくれるパワーを吸収して願いを叶える時とか、夏至の夜に見る夢で将来結ばれる人が判るというような神秘的な力を宿した日と捉えられることのほうが多いような気がします。

 シェイクスピアは古代アテネを舞台に、夏至前後の数日間という設定で男女の揺れ動く恋心を描き、登場する若者全員がハッピーエンドを迎えるドタバタ喜劇『真夏の夜の夢(A Midsummer Night's Dream)』を著しました。
 また、陰陽道では、これから迎える真夏への心構えを再確認すると同時に「陽の気がもっとも強まり、将来の目標を明確にできる日」とされています。
 つまり、洋の東西を問わず、夏至の日には特別なパワーが秘められていると捉えられているわけです。

 「恋心」や「恋の鞘当て」とは縁遠い僕には、今年後半の目標を再確認するのが精いっぱい。特別なパワーが宿った日だということだけは覚えておくことにします。
 一応、見るかもしれない夢も期待しておきましょうか。何が起こるか判りませんからね。

[3154]

≡≡ チケットある所にダフ屋あり ≡≡

どんな手口で攻めてくるのか

 小声で丁寧そうな語り口だけど、眼つきは鋭く、辺りをキョロキョロ。数十年前のプロ野球はゲート前で「チケットありますよ」とか「いい席の切符いかがですか」とダフ屋の一群に声を掛けられることが当たり前でした。
 さすがに時代も変わり、こんな風景は見かけなくなったと思っていますが、その代わりに登場したのがネット・オークションに掛けられた違法転売でした。

 オリンピック・チケットの高額転売を防止するのが大きな原動力になって成立した『チケット不正転売禁止法』が施行されたとはいっても、こんなおいしい商売をダフ屋が諦めるわけはありません。
 オリンピック・チケットの予約抽選結果が発表され、当選結果の報道と同時に、盛んに詐欺的な高額転売に注意しています。しかし、そこは「蛇の道は蛇」。必ず抜け道を探し出すのがヤツラにとってはウデの見せ所です。「ハー、こんな手があったのか」というような方法で騙しに掛かるはずです。

チケットある所にダフ屋あり。

 お金は支払ったけれどチケットは手に入らず。「見事にやられました」と悔しさと怒りが混じり合った気持ちにさせられる事態に巻き込まれた時にはすべてが「後の祭り」。皆様、くれぐれもご注意を。

 テレビ観戦しか考えていないオッサンの独り言でした。

[3153]

≡≡ いいもんですな、はてなスター ≡≡

ちょっとホコホコしています

 今、お読みいただいているこのブログ、昨年末に新しいレイアウトに移行してやっと「見慣れた風景」に思われるようになったのではないかと想像しています。
 フェイスブックツイッターと連携しているおかげで、少ないながらも定期的に読んでいただいている方も増えてきたようです。
 そんななか、昨日のブログにはとうとう「はてなスター」をいただけたのです。フェイスブックの「いいね」、ツイッターの「ハートマーク」と同じ“共感ボタンです。

 実はこの「はてなスター」をいただいたのは、毎日1回3151日連続で書き込んできて、2回目なんです。共感するほどでもない話ばかりなのか、「はてな」で直接意思表示される方がいなかったのか……、答えは……、お気づきのとおりでしょう。
 とはいっても「はてな」のメンバーだけが“ポチ”出来るのか、偶然訪れた方でも大丈夫なのか、それともこのブログの読者に登録されている方だけなのか、その仕組を理解していないので、どうして付けていただけたのかも判っていません。どうも、読者になると付け易いらしいのですが、それも疑問です。しかも、

 今回評価してくださった方をはじめとして、いつもフェイスブックツイッターで評価してくださっている方も含めて、改めてお礼させていただきます。(ペコリ!)

 昨日のグダグダ状態から抜け出したぞと思っていたところへの「はてなスター」。ちょっとホコホコしています。

[3152]

≡≡ けだるい水曜日 ≡≡

どことなく、ダルい停滞日

 起きた時からスッキリしないまま、一日が過ぎてしまいました。どことなく、けだるくて、何をやるにも「よし、あれを片付けるぞ」と自分に言い聞かせないといけない状態です。

 時々襲われるこの状態、毎回ひと晩寝れば解消するのですが、無視するわけにもいかず、かといって大袈裟に「本日休業」とも言えず。まあ、なんとも厄介な生理現象です。

 きっと梅雨の晴れ間の蒸し暑さが原因だと言いたいところをグッと我慢して「気合いが足らん」と自分にハッパを掛けて過ごしましたが、そろそろ限界が近づいているようです。……なんだかなー!

[3151]

≡≡ 佐藤様と砂糖様 ≡≡

ついうっかりの誤変換

 やっちゃいました。ある方にはじめてメールを送ろうとして、佐藤様と書くべきところを砂糖様と書いてしまいそのまま送ってしまったんです。
 かろうじて返信はいただきましたが、追伸としてご注意が……。当然この案件はストップです。こんな「大バカ状態」に気付かず送ってしまったんですから。

 怖いですねえ、誤変換というヤツは。しかも、メールの場合は書けば書くほど先頭に近い行は隠れるもの。今回も内容のチェックはしたけれど、名前まで確認しなかったんですね、きっと。

 僕自身も時々「奈良さん、名倉さん、奈良蔵さん」と書かれたメールや書状を受け取ることがあります。なかには、どこかの病院で「マクラさんやアグラさん」と言われたこともありました。そんな時、僕は「アーア、やってくれるわ」と気にしないようにしていますが、さすが姓名だけにいい気はしませんよね。

 誤変換だけでなく、誤記まで目立つこのブログの運営者としても
「誤記と誤変換には気をつけるように」
と自分で自分に注意喚起するしかありません。

 アー、情けない。さすがに恥ずかしいワ!

[3150]

≡≡ 天丼?五目炒麺?カツカレー?≡≡

半世紀以上、味も接客も不変という魅力

 眩しい光が降り注ぐ梅雨の晴れ間。ちょうどお昼すぎに九段下から駿河台下へ向かっていました。
 「腹も減ったことだし、今日は何を食べようか」

 浮かんだのは「天丼屋」の天丼、「揚子江菜館」の五目炒麺、そして「キッチン南海」のカツカレーの3つでした。つまり、安くて美味いけれど、せわしない店が2軒と、ちょっと歴史にあぐらをかいている店が1軒です。

 どうしようかなあと考えながら歩いていて、気がつくと揚子江菜館を過ぎてキッチン南海の前まで来ていました。

 おとなしく歩道に並んでいると、チャキチャキのお姉さんが注文を聞きに来てくれます。当然『カツカレー』です。先頭から6番目だけど数分で入れるはずという読みが当たり、すぐに「おひとりさま~~」という声が聞こえてきました。声がよく通るのか、大声なのか。彼女の声を聞くといっそうお腹が空いてきます。

 「はーい、一番奥まで行ってね」。言われるがままに奥のカウンターのそのまた一番奥へ。座ってすぐにアイツが出てきました。

 ご飯の横にドサッとキャベツの千切を載せ、カリッと揚がったカツを載せ、そして真っ黒なルーをたっぷりと掛ける。もちろん福神漬は取り放題です。

 この『カツカレー』、これまでにいったい何回食べてきたことでしょう。初めて食べた時から数えると膨大な数になっているはずです。

 天丼、五目炒麺、カツカレー。神保町に来ると何故か選んでしまうこの3つは、少なくともここ半世紀以上、味も接客も変わっていないものばかりです。なかでも、あの池波正太郎が好んだ「揚子江菜館」に至っては明治時代に誕生した店だけに「変わらないにもほどがある」というくらい安定した味をずっと保っているはずです。

 「磨き上げられた変わらない味」がすぐそこに何軒もあるのが神保町の魅力です。いわゆる、新興のチェーン店は苦戦しているのではないでしょうか。

 で、今日の塩梅は。もちろん「ウマかった」です。

[3149]

≡≡ やっと静かになった ≡≡

食餌も運動会も終わりました

 居付き猫軍団の食餌が終わり、僕も夕食を済ませた頃、子猫たちの運動会が始まります。

 ドタドタ、ドドドッ。バタッ、バタン。

 今夜も部屋中を立体的に駆け巡ったり、くずかごをひっくり返したり、仏壇にダイブしようとチャレンジしたりと大暴れしてくれました。

 この時間帯が訪れると「かあちゃん」をはじめとした大人猫たちは外出して、騒動から避難してしまいます。つまり、僕ひとりを置いて自分たちだけで静かな食後を過ごしているのです。
 自ずとひとり取り残された僕が、時にフィールドアスレチックの職員になり、時に保育園の保育士さんになり、時に掃除夫になり、時に看守になってこの大騒ぎに向かい合わうことになります。

 そして約1時間経つと、ようやく静かな時間が訪れます。期限は明日の朝5時頃まで。朝ごはんの時間になるまでは「自分だけの時間」が過ごせるのです。
 朝から夕方まで“彼らから与えていただいた静かな時間”を足せば一日の内静かな時間のほうが多いことは確かですが、合計2時間とはいえ、賑やかすぎる時間のインパクトが強すぎて強すぎて……。
 特に静かな夜が訪れるとホッとしてしまうんです。いわば、我が子の子育てと同じ。僕はこの時間帯に、落ち着いた環境の中で自分を取り戻すことがいかに大切さかを噛み締めているのかもしれません。

 フー、今日もみんな元気に過ごせてよかった。これで一日を終わらせることが出来ます。おやすみなさい。明日が素晴らしい一日になりますように。

[3148]

≡≡ 不適切動画こそ歓迎すべき ≡≡

不適切なのは行為にあり

 コンビニのアイスクリームケースに寝そべるというケースが最初だったと思いますが、床に落とした食材を使おうとしたり、マンションの受水槽で泳いだりと社会的に許されない行為をSNSにアップする事件が相次いでいるのはご存知の通り。
 そのたびに「不適切動画の流出」という名前でニュースに取り上げられていますが、この言葉、たしか外食産業で起こった事件の時に騒動を起こした企業が使い始めたものだったと記憶しています。

 僕は以前からこの「不適切動画」という言葉に違和感を感じていました。

 不適切なのは“行為”であって“動画”ではないはずです。動画が拡散されない限り隠されていたであろう非常識な行動を、自ら白日のもとに晒して“自供”してくれたのだから、むしろ歓迎すべきことではないでしょうか。

 動画投稿など考えられなかった時代、悪ふざけはすべて闇に隠されていました。ところが今や、本人がわざわざ“自供”してくれるんです。これほど手っ取り早い事実確認はありません。
 しかもSNSの場合、従来なら万一発覚しても企業内で内密に処理していたことでも、投稿された瞬間から世界中の人に共有され、行為そのものだけでなく人間性まで否定してしまいます。

 “動画”があったからこそ“行為”が発覚したと捉えれば「不適切動画」ではなく「証拠動画」といってもいいはずです。
 責任を取る立場に置かれた企業が、その動画を利用して、本人や関係者を追求して損害賠償請求や刑事告訴するくらいのスタンスでちょうどいいのではないでしょうか。

……………

 非常識な行動を起こした本人や関係者が責めを負うのは当然ですが、動画が流出するまで「おバカな悪ふざけ」に気が付かなかった企業も、恥ずべき管理体制を見直すべきだと猛省されているのではないでしょうか。
 しかし、立場の違いに関わりなく「作業に問題はないが社会性には問題がある」という人間はどこにでも隠れているものです。研修の場で「非常識な行動には厳しく対処する」と教育していても、歪んだ承認欲求に取り憑かれた人間がいる限り、問題はいつ起きてもおかしくありません。

……………

 もし、SNSが社会を変えたのだとすれば、社会と企業の関わり方や企業と従業員との関係も変わっているはずです。動画やコメントが“垂れ流される”のが当たり前の通信インフラを否定せずに「これも従業員管理の一環」と捉え直す時代が来たのではないでしょうか。
 ある意味、SNSが企業の暗黙の了解だったはずの「見せちゃいけない」とか「知らせてはいけない」いう体質を一掃してしまったのかもしれません。

[3147]

≡≡ もう週末 ≡≡

今週は早かったなあ

 金曜日の夕方。週末の時間を自分のために使うためには、ここが踏ん張りどころとキーボードの前であたふたしているなか「今週は時間の進み具合いが早かった」ことに気が付きました。

 何かの手掛かりを見つけたわけでもないし、目立った達成事項もない。それでも時間は進む。

 ヤボ用が積み重なった結果、目立った成果が何もないなか、週末になってしまったようです。言葉を変えれば、今週は消化不良の一週間だったといってもいいようです。

 マッ、終わったことは終わったこと。ブツブツ言ってないで明日からの週末をどう過ごすかを考えます。

 という状態なので。週末が素晴らしいものになりますように。


[3148]