∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

話変わって。本日、ホコ天再開

今日、2年数ヶ月前に起こった悲惨な事故のため中止されていた秋葉原歩行者天国が再開された。
街の人たちだけでなく、警察も、事件の関係者も含めて再開、廃止など喧々諤々の論争があったなかでの再開である。ただし、パフォーマンスやチラシ配り、自転車通行などは許さないという条件付き。以前のホコ天で見られたような、あまりにも常識外れな街頭ヌードまがいのアクションや、詐欺まがいのチラシ配りや物品販売、猛スピードで歩いている人の横をすり抜ける自転車走行などの「とんでもない勘違い」は禁止ということである。
どうも、同じ歩行者天国でも銀座のそれと比べると秋葉原は「解放区」とか「自由特区」の度合いが非常に高いと思い違いをしている人たちが多い。いわゆるオタクたちがそうしたワケではない。オタクたちのいる街だから「何か」が起こると興味本位で覗きに来る人たちや、そんな低級な人種にウケようと画策した一発屋がそうしたのだ。と同時に、ハッキリ言うが、オタクたちに、そんな何かを誇示しようなどというパワーはない。人にウケてもウケなくても、自分がやりたいことをやっているだけ。内向的ではあるが、一つのことに熱心すぎる人種である。「熱中者」とでも言えばいいだろうか。廻りの人に無理矢理、影響を与えようなどとは考えていない。
ともあれ、ホコ天再開おめでとう。そして、町会や商店会をはじめとして関係者の皆さん、お疲れさまでした。ホコ天の中では歩いている観光客よりも目立っていました。
世界で一番、変化することを恐れず、後ろを振り向かない街と言われる秋葉原。江戸時代、各地物産の集積地として栄え始めたこの街は、青果市場、プロ用電気街、家電街、コンピュータ上級者用専門街、ゲームタウン、フィギュアタウン、そしてメード喫茶が誕生したり、AKB48の本拠地が出来たりというように変化してきた。どれも日本一、いや、世界一の規模と品揃えを誇り、世界に発信してきた。
だからこそ、「熱中者」が集まり、ムーブメントに一層磨きがかかってきたのだ。
だからこそ、最先端でなければ許されない街としてのプライドがあるのだ。
次に何がブレイクするか分からないが、ここでブレイクしたものは必ず世界的な市民権を得るようになる。次の時代にはどうなるのだろう。そんな瞬間に、ホコ天に集まる人たちは何を見るのだろう。何に期待して集まってくるだろう。
今回のホコ天再開は「なんでもアリの解放区」と勘違いしている人たちや、最先端を走り始める予感を感じない人たちにとってはフラストレーションが溜まるものになるかもしれない。6車線の道をキョロキョロ、ゆるゆる歩く。こんな観光気分でホコ天を楽しんで欲しい。
[本日で連続0077日]