∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

読書タイム

電車の中は僕にとって最高の図書室である。立っていても座っていても、文庫本でも単行本でも。満員電車で本が広げられない時以外は、とにかくなんでも読む。読まないのはマニュアル本、たとえばコンピュータ関係の「できる○○」なんて本くらいである。
あの振動や音がいいのだ。どちらかというと振動や音が抑えられている新幹線よりも、地下鉄や山手線のような数分おきに駅に着いて人が入れ替わり、程よいタイミングの区切りが連続する通勤電車タイプが好み。自分で言うのもなんだが、長時間持続して読み続けることが苦手なのかもしれない。本を読みながらも、駅に着くと駅名表示を見ているのだから。
ちなみに、飛行機の場合は乗っている時間が長すぎるのと、落ち着きすぎるので、却って読み込めない。離陸したらすぐに寝てしまうタイプだ。
もうひとつ。本を読んでいると、一見自分だけの世界に入り込み人のことには干渉しないという
都会の電車ならではの車内事情に自分も仲間入りしてしまうのがイヤという理由がある。通勤電車だから乗っても数十分だが、なにもせずに密かな人間観察をし続けたり、居眠りしたりしているよりも本を読んでいたほうが「ストレスなく、早く着く」と思っている。つまり、時間が潰せるワケだ。
ということで今日も本を読んでいた。そして、乗り過ごしそうになった。ドアが閉まる寸前に気が付いて、文庫本を開いたまま走り出たのでなんとか事無きを得たが、あの状態でドアが閉まっていたら……。ちょっとみっともないことになっていただろう。
本にのめり込むのもほどほどにしなければ。特に朝の電車では。
30年近く経ってもう一度読み直しているジェフリー・アーチャーは家で読むことにしよう。
[本日で連続0087日]