∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

節分と立春

今日、2月3日は節分。中国系の旧正月でもある。今ではざっくりと「豆まきの日」とか「恵方巻の日」とか言われるイベント日になってしまったが、明治初期まで使われていた旧暦では冬から春へ季節が変わる日として重要視されてきた日である。古来には大晦日としての要素が強い日で、「鬼やらい」という豆で鬼を追い払う行事が行われ、それが現在の「豆まき」として残っている。ちなみに「恵方巻」は大阪の海苔店が広めた行事。つまり、チョコレートメーカーが広めたバレンタインデーの海苔版である。
そして明日、2月4日は立春。旧暦の二十四節季のひとつであるこの日、実は約2週間続く「立春」というシーズン(節)の始まりの日なのだ。次の「雨水」という節が始まる直前(2月18日)までが立春なのである。
また、今年の2月3日は太陰太陽暦を採用している中国や韓国の旧正月でもある。日本でも旧暦では今日が正月だった。つまり、この2月3日という日は大晦日でもあり正月でもあるという不思議な一日なのである。
ところで、この暦では1月22日頃から2月19日頃の間で毎年正月の日にちが違う。だから、この時期、旧正月を祝う国や地域に旅行すると正月休みを取っている飲食店や小売店が多く、食べるところがないとか、買い物が出来ないなどのアクシデントに遭遇する場合がある。もし旅行するなら事前に旧正月のスケジュールを確認してからが鉄則だ。
旧暦上の雑節や二十四節季、中国の旧正月のうんちく話はこの辺りで終わりにして。
なぜか、節分というと明日から春がやって来るんだと思ってしまう。実際にはまだ寒い日もあるだろう。あと少しの間は冬のはずだが、もう冬は充分というこの時期、気分だけでも「春よ来い」なのである。確かに今日は暖かかった。フェイスブックなら「いいね!」の気分である。
季節が変わると気分が変わる。気分が変わると生活も変わる。きっといいことが起こる、こう信じていよう。
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