∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

アキバ・ホコテンその後

◇今日は秋葉原歩行者天国が戻って6回目の日曜日だった。
晴天で気温も上昇。期末試験や大学受験の目処も立った。ニンテンドー3DSも発売された。東京マラソンも開催される。これだけ好条件が揃って混み合わないわけはない。きっと昔のホコテンの賑わいが再現されるだろう。
と思っていたのだが。
寒かった数週間はやむを得ないと覚悟していたが、今日のようにコンディションのいい日でも人出が少ないのだ。昔のように6車線の中央通いっぱいに人が溢れ、向こう側が見えないくらいの賑わいは望まないが、それでもある程度の混雑は期待していた。
しかし今日も思った以上にガランとしていた。多いのは警官と警備に当たっている地元ボランティアばかり。
◇ボランティアに参加していない地元商店街の人と話す機会があったので「思った以上に空いてますね」と聞いてみたところ、「ちょっと警備が厳重過ぎるかも。でもウチも裏玄関にまで防犯カメラを付けたり、自社ビルの周囲をパイロンで囲んだりしたからね。こんなに警備がキツイんだったら、もう行かないという人や、不審者が多そうだから行きたくないという人が多くても不思議じゃないね」という言葉が返ってきた。
カメラとパイロンでガードを固める前は、裏玄関に座って、食べたり、飲んだり、タバコを吸ったり。ゴミを捨てていく人も多かったし。なかには立ち小便をしていく不心得者もいたらしい。
◇確かに秋葉原というだけで「自由の履き違え」をしてしまい、目立ちすぎる人もなかにはいる。
こんな人たちと長年対峙してきた地元商店街の人たちにとってホコテンは、再開したいし、再開すると不安だし、という二率相反する大テーマだった。
だからこそ、再開してからは警察と協力してガチガチの警備で申し訳なく思いながら、マナーやルールを守ってもらうことで長続きさせたい、という思いが強いようだ。
◇少しだけ無茶をしたい人と、事故が原因でホコテンを中止にしたくない地元とのギャップは、想像以上に大きいものがありそうだ。
◇6月に継続かどうかの結論を出すためのテスト期間中の今、新しいホコテンのあり方を探る期間として人出が少なくなるのはやむを得ないことなのだろうか。何か、多くの人々がホコテンの楽しさを存分に楽しめるような企画はないものだろうか。まさか、AKBが路上ライブをやるなんてことはないだろうし。
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