∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

オーラのある人

◇オーラのある人ってどんな人なんだろう。
単純に存在感がある人というのとは違う。周囲の人たちを声や目線で威圧する人でもない。その人の心のなかに潜む強い自信や決意のようなものが、身体から発散している人とでも言えばいいのだろうか。
なかには悪いオーラというのもある。ヤンチャを仕掛けられそうで近寄らないほうがよさそうな人。話かけないほうが無難だなと感じる人。無駄遣いをしてしまいそうな人。
いわゆる第六感というものだろうか。人間が発する「魂からのメッセージ」なんだろうか。それとも「気のエネルギー」なんだろうか。
◇僕はオーラというのは霊的な人間像ではないかと思っている。人間は経済力や立場、年齢や体力、によって表面的な存在感を作り出している。しかし、それでは語り尽くせない何かが、大雑把にオーラと呼び表されているのではないだろうか。
◇先日から、妙なオーラを持っている人に出会うことが多い。
突然、僕の後ろにいたのに「目の前に来るな、向こうへ行け」と叫び怒った人。お金持ち風に着飾っているのだが、JRで無賃乗車を咎められていた「違和感だらけ」の人。やけに周囲を威圧する目線を投げかけている威勢の良すぎる人。ある有名な繁華街の信号で虚空を見つめたまま『オオー』と言い続けていた人。
そしてもう一人。その人が近寄ってきただけで、フワーと周囲が暖かくなったような気がしたうえに、僕の気持ちを穏やかなのに力強いものに変えてくれた人。キャリアのある女性としか分からなかったが、見た目は普通の女性である。しかし、とにかく魅力的だった。どこか惹かれるものがあるのだ。その時は時間の余裕もなかったし、チラチラ見るのも失礼なので、すぐに別れてしまったが、できれば、もう一度お会いして、あのオーラの秘密を聞かせてもらえればと思っている。
これまでの経験だと、そういう人には二度と会うことはないのだが。
◇ところで僕のオーラはどうなんだろう。オーラが霊的な「気のエネルギー」だとすると、その時の精神力や自信によって変わってくるはず。少しでもいいオーラが出ていればいいのだが。
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