∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

夕方のひとときはジレンマの時?

◇会社勤めを辞めてから、ウイークデーの夕方、ポカッと時間が空くことがあることに気がついた。 それまで「何もない時間」とは縁がなかったので、最初の頃はこの時間帯が何とも言えず寂しかった。だから、この30分から1時間程度の自由時間の楽しみ方に慣れるまでにかなり時間が掛ったが、今では、この時間がなんとも心地よい。時には時間が空くことを願うようになってしまったほどだ。 特に「僕だけの大失敗」の後は、浮かんでは消える考えを忘れないうちに整理したり、気持ちをクールダウンさせたりする時間として使うワザを覚えてしまった。
◇こんな時、僕は迷わずにコーヒーを飲む。もちろん煙草と一緒。ツイッターに没頭する時もあるし、ボーと過ごすこともあるし、実現するかどうか自分でも自信のないプランをまとめることもある。とにかく、何でもありの「自由時間」なのだ。
◇で、今日は桜餅のあるコーヒーショップがないものかと、ふと考えてしまった。昨日から桜餅が食べたくてしようがないのが原因だ。
 あるとすれば甘味喫茶だろう。だが、近くにはない。僕が知っているのは浅草、上野広小路、銀座、赤坂、新宿の何軒か。今日はそのエリアにはいなかった。
 しかも、自由時間はファスト・コーヒー系で、といういつものパターンからは外れてしまう。こんな時はコーヒーと煙草が優先する。
 ちなみに、上級コーヒー店だと味や雰囲気や接客などに気を取られてしまって、「自由時間」という本来の目的から外れてしまうことがままあるので、この時間用には利用したくない。
 ということで、残念だけど、今日の桜餅は「おあずけ」。どうせなら美味しくいただこう。こうなると、やはりそれなりのエリアに行く用を作るか。それとも買ってきて家で食べようか。
◇こんな「どうでもいいこと」に悩んでいる自分も数年前には考えられなかった。これも、自由人になったお陰かもしれない。
 時折、時間的制約のある生活の良さを思い出すこともあるけれど、こんな夕方の自由時間が取れる「時間にゆるい」生活も捨てがたい。このジレンマ、どうやって解決すればいいのだろう。
◇桜餅から柏餅へと続くスイーツ連鎖を楽しみながら、もう一度自分を見つめ直してみよう。
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