∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

いい天気の一日でした。頭の中以外は。

◇前日の土砂降りと打って変わって、本当にいい天気の一日だった。空は「春霞」の幕が張られたような春ならではのブルー一色。陽の光はキラキラと輝き、歩く人を光彩で包みこんでいる。
 公園から街へ降りていく坂道を覆い尽くすように植えられた桜には優しいグリーンの若葉が。そこからの木漏れ日は、まるで光のシャワー。若葉が風にそよぎ、光がはねているようだ。
◇公園を自転車でユルユルと走っているこの一瞬だけで、今日は素敵な一日だったと記憶の引き出しにそっとしまい込める。
◇昨日まで悩んでいた問題解決作業も今日はお休み。意識的に問題から遠ざかって、クールダウンしないことには、頭の中の混乱が、一層混乱してしまう。と、言いながらも結局、頭の中には小さなパズルピースが飛び交っている。そのピースがくっつきそうになっては離れ、離れては別のピースとくっつきそうになり。
 どうしてこんなことになったのか分からないまま、僕は今のこの状態を楽しんでいる。
◇混沌の中から何かが生まれ、大きな変化が起こる。今度はお前だ。そんな意識が心の中にどっしりと胡坐をかいて座り込んでいるような気がしてしようがない。
◇これでいいのか。もっと現実を直視しなければ。そんな心の声が大声で注意を投げかけてくれるが、どうしても、その声に従えない。
 おかしい。
 それでいいのか。夢では生きていけないんだぞ。
 いや、最後まで突き詰めろ。
◇僕は春の陽の下で、平静を装いながらずっと考え事をしていた。そして今日、結論に達したのは「この悩み、長い付き合いになりそうな気がする」ということだけ。これでは、本当に長い付き合いになりそうだ。
 しかし、物事を誕生させるための混沌を解きほぐしていく心地よい刺激が僕を奮い立たせてくれる。少しずつ、一歩ずつ解決していこう。
◇発信することを忘れ、自分とだけ向き合った一日。こんな日があってもいいじゃないか。
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