∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

再会のタイミングとキズナの復活

◇以前なら、思ってもみなかった所でバッタリと旧友と再会する、というのが「再会」の定番だったが、今では、フェイスブックで突然、連絡があったり、ツイッターのおすすめユーザーに突然現れたりとインターネット上での再会が増えてきた。
 しかし、街中でバッタリ出会うのと、インターネット上での再会では少し印象が違う。どうもネット上では出会った後の「キズナの復活」が薄いような気がするのだ。
 もちろん、SNS経由で昔そうだったようなキズナが復活することもある。特に、再開後のあいさつやダイレクトメッセージ、リツイートのようなネット上のつながりがしっかりと確立された時には確実になる。友だちやフォロワーが増えることは素晴らしいことだけど、それだけではない。やはり、キズナの復活には内容が大切ということだろう。
◇文章に込められた書き手の思いを想像することで以前にも増したキズナが復活すると言う人もいるだろうが、僕は人と人とのつながりを深める力が強いのは声、目線、映像、文字の順だと確信している。
 ツイッターにいたっては、「話半分」程度にしか感じていないフォロー先もある。顔も見えない、声も聞いたことがないという相手の言葉は全面的に信じる人とそうでない人が出てきて当然だ。
◇そんな僕が今、最も広がってほしいと思っているのがスカイプである。
 SNSでつながりが復活した後、スカイプで連絡を密に取るようにする。これが最も合理的なキズナ復活への道なのではと思っているのだ。
 もちろん、メールやダイレクトメッセージのように時間差があっても伝えたいことが伝わるという機能はないけれど、顔と声を確認しながらコミュニケートするだけで、つながりは想像以上に深まる。
 スカイプが登場して数年。今年の後半はスカイプ・ユーザーが急拡大するような気がしているのだが、いかがなものだろうか。スカイプこそスマートフォンに押され気味なコンピュータ通信の世界の秘蔵ッ子になりそうだ。
◇と、ここまで進めながら……。
 メールを送ったのはいいが、何故か連絡が返ってこない友人に再度メールしてみよう。僕とのキズナをシャットダウンするような相手ではない。きっと何かの事情があるのだろう。相手を信頼しているので待ってもいいのだが、なにしろ、呑気なようでせっかちな僕のこと。向こうの都合はともかくとして、やるだけはやってもよう。
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