∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

ガレキ処理

島田市と言えば】


 江戸時代には駿府が近いことから天領だった街。江戸が明治になり、徳川家とその藩士が移り住んでお茶の栽培を始め、今では東海道新幹線からも見える「牧の原台地」一面に茶畑が広がっている街。大井川沿いで、観光用とはいえ蒸気機関車が走る大井川鉄道のお膝元の街。一般的には古典的な結婚式での花嫁の髪型とされている文金高島田という髷の発祥の地。
 これくらいしか静岡県島田市については思い浮かばないのですが……。それにしても「よくやった」です。放射能汚染の問題がない岩手県のガレキの処理を受け入れると市長が発表しただけで、これだけ高い評価されるのもどうかと思いますが、今の拒否反応の実態を見ていると、やはり勇気ある決断と言わざるを得ないと思います。
 この姿勢が全国に広がって、市民がもつ「感情的な拒否反応」が沈静化していけば、どんなにガレキがあってもある程度スピーディに処理できるはずです。なにより、今は反対している市民だって問題がないと理解してくれるはずと信じています。


 早くかたずけましょうよ。早い復興を唱える時、あれだけのガレキがあるとなにも始まらないのは自明のことではありませんか。復興の足がかりになる経済復興だって地場産業の頑張りだけでなく、他地域からの企業誘致をしようとしてもあのガレキの山を見て二の足を踏む企業は多いはずです。「ガレキさえなければ」誘致だってスムースにいくはずです。なにより地元の被災者の意気だってガレキがなくなれば急激に上昇するはずです。


 静岡県島田市はガレキ処理を受け入れることで経済的にも精神的にも被災地活性化の支援をしました。この支援の環が広がること、それこそ「絆」ではないでしょうか。


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