∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

こじれてきたぞ、尖閣問題

【敗戦国・戦勝国


 日本が第二次世界大戦で敗れる直前、アメリカ、イギリス、中華民国の3カ国の間で日本を終戦に向かわせるための会議がポツダムで行われ、そこでまとめられた宣言が『ポツダム宣言』で、その宣言を受諾して日本の敗戦が決まり終戦を迎えた。同時に日本が敗戦国として国際的に認知されたわけです。
 と、ここまでは学校で習った通りです。


 昨日、尖閣諸島問題に関して中国外務省は『敗戦国』『戦勝国』という立場で中国の意思表示の優位性を説こうとしたワケですが……
 どうしてもこの表現にはひっかかります。日本が敗戦国だということはよく理解できるのですが、今の中国が戦勝国だと主張することには疑問が残るのです。
 中国がフィリピンやベトナムと繰り広げている南沙諸島中華民国の領土と認められてきたことも合わせて考えると、ますます今の中国の意思表示には無理があるのではと思わざるを得ません。


 中国の尖閣諸島に関しての発言は「誰か他の人の手にある何かを手に入れようとする時には詭弁とも取られる意見を大声でヒステリックに叫ぶこと」という論理が見え隠れしているように思えるのです。
 正直なところ、尖閣諸島は言うまでもなく、日本の敗戦やポツダム宣言のことをじっくりと考えてきたことはこれまでありませんでした。まさに学校で教えられた通り覚えただけ。それも歴史の連続性を考慮せずに単なる歴史上の事件として覚えてきただけです。
 しかし、それでは立ち行かないところに来ているように思えてなりません。感情的にならず冷静に見つめていくべき問題です。
 少しずつ知識の集積を図ってはいるのですが、それでも日清戦争第二次世界大戦文化大革命それぞれの歴史的な大舞台でこの地域がどう扱われてきたのかという肝心のポイントが“ぼやけている”ような気がして、どうもまとまりません。
 ニュースや解説に頼る前に、早急に自分なりの見方を見つけ出すように努力します。


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