∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

友人よりメールあり。行ったんだって!

【神戸流お好み焼きとは】

 中学時代からのともだちから「パークタウンのお好み焼き屋に行って昔ながらの神戸流お好み焼きを食べてきたぞ」というメールが届きました。
 とろろなどを入れてトロッとさせた生地に具材を置き、マヨネーズをドバっと掛けてネギやかつお節を大盛りにする大阪流。ほとんどキャベツでクレープ状の生地で上下を挟み込む広島流。生地に紅しょうがが入っている京都流。キャベツも肉もすべてを混ぜ合わせた生地を使う東京流。ひと口にお好み焼きと言っても地方色いろいろです。

 そんななか神戸流は。小麦粉を──店によっては──昆布出汁を隠し味にした水で溶いたベースに5ミリ角程度か、4ミリ程度の千切りのどちらかに切り上げたキャベツを程よく混ぜあわせた生地を作ります。それを分厚い鉄板に落として形を整えて調理開始。その上に削り節や、場合によっては、揚げ玉を適量掛けます。そして牛肉、豚肉、タコ、エビなどメインの具材を丁寧に並べたら、少しそのままで置き、ほどよく焼けたところでひっくり返します。生地をギュッと押さえるか、そのままにするかはお店次第。生地をしっかりとさせるかフワッとさせるかの違いです。そしてもう一度ひっくり返して具材が表面にくるようにしたら出来上がり。ソースは食べる人が自分で塗ります。お店の人に塗ってもらうなんて邪道です。
 ちなみにソースは、神戸の中でも地域によって好みが分かれています。フルーティな味わいのオリバーソースは、僕の友人が行った新開地、湊川方面がメッカです。スッキリした味わいが強いイカリソースは三宮、灘方面で人気があります。神戸のお好み焼き用ソースはすべて地元製の地域密着型。強烈な辛味を持つドロソースも各メーカーで生産されています。しかもこんなソースにお店独自のブレンドを施したのが神戸流のソース。生地と具材とキャベツの量や切り方、ソースの味、そして焼き方と総合的に評価するのが神戸人なのです。

 おっと僕も食べたくなってしまいました。どうするかなあ。今度行った時にお好み焼き屋のハシゴをするしかないようです。

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