∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

≡≡ では、行ってきます ≡≡

日帰りで
墓参りに行ってきます

 私の両親は神戸港を一望する六甲山系の山の中腹に眠っています。

 中腹といっても、爪先立って登るような急勾配の地形が当たり前の神戸のこと。地元民ではない私にはとても歩いて登れるところではありません。
 阪急沿線のとある駅からタクシーで急坂を登り続けて墓地の玄関まで行き、そこで仏花を手に入れてから、休み休み15分ほど “山登り” してたどり着きます。

 その終の棲家を守る立場にあるというのに、私は行ったり行かなかったりを繰り返してきました。それだけに、お参りできた時は時間を掛けて供養させてもらいます。
 神戸港を見ながら両親と過ごす時間も特別なものだと感じています。

 急坂を身体を後ろに倒したような姿勢で降りたあと、数少なくなった親戚と出会って日頃の無沙汰を補なったら、自由時間です。この自由時間のために行っていると言われても否定できませんが。

 阪神淡路大震災のあと、すっかり景色が変わってしまった神戸の街をふらりふらりして、東京に帰ります。
 ちなみに、昼食は三ノ宮駅近くで神戸洋食を、早めの夕食は神戸流のお好み焼きを予定しています。

 というわけで、本日はそそくさと失礼します。では行ってきます。
──────────────────────────
[season13┃24 Sep. 2023┃07:10 JST
┃TOKYO : signs of AUTUMN┃
todoroki fudouson, setagaya city.
Photographed on 11 Oct. 2022