【事実は小説より奇なり】
昨日の夜は驚くべきことが立て続けに起こった夜でした。
ひとつは都知事選。鳥越俊太郎氏の立候補を受けて宇都宮健児氏が立候補を取り下げたことです。ことの次第はともかくとして、これで実質的には小池百合子氏と増田寛也氏を加えた３人の戦いになるのが決定しました。今日から選挙戦が始まりましたが、どの方が都知事の座につくのか、非常に興味深くなったと思います。ちなみに僕は投票日まで意思決定しません。ここからの14日間で何かが起こることだって考えられますからね。
そしてもう一つ。こちらはニュース速報を見た途端に緊張感で一瞬身体がこわばりました。天皇陛下の生前退位。こんなことが起こるなんて夢にも思いませんでしたが、落ち着いて考えてみれば、こういった選択があってもいいわけですね。
いくら天皇陛下といっても83歳を迎えようとしている方が同年輩の奥様とご一緒に、ほぼ一日の休みもなく、堅苦しい空気の中で仕事をするのは酷なことです。
失礼を承知で言わせてもらえば、陛下は、あまりにもかけ離れていた皇室と庶民の距離を一気に近づけることに精力を傾けられてきました。昭和天皇が国の混乱を身を挺して納め、将来を切り開く精神的な原動力になられたとしたら、今の陛下は国の安寧のために全力を傾けて動き続けていらしたと言ってもいいのではと考えています。このあたりで公務を離れ、精神的な拠りどころというライフワークをまっとうしていただいていいのではないでしょうか。
諸外国を中心に一部で騒がれている憲法問題と天皇の立場は穿ち過ぎな意見として伺っておきますが、ここは純粋にできるだけ早くご希望に添えるようになれば良いのではないでしょうか。
それにしても、びっくりするようなニュースは一日ひとつにしてもらえるとありがたいのですが、いかがでしょう。
［2084］
