∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

地域猫の餌番になったことを告白します

【私、近所迷惑やり始めました】

 我が家の近くには地域猫と呼ばれるようになったノラ猫が数匹住んでいます。そんな彼らに対して「ご近所迷惑になりますので、ノラ猫に餌をあげないでください」という張り紙が何枚か掲示されています。
 そんな中。これまで夕方になると餌をあげ続けていた奥さんが引っ越してしまい、猫軍団が期待できる餌はもうひとりの奥さんがあげ続けている朝食だけになってしまったのです。
 数日前から彼らの悲壮感溢れる鳴き声が聞こえ続けていましたが、ルールはルールと心を鬼にして、餌をあげないようにしていたのですが……。

 とうとうあげてしまいました。

 生まれて初めてスーパーのペットフード売り場に行き、どれを選んでいいのか判らないくらい並んでいる中から30〜40分掛けてペレット状のものとチャンク状を選んだ後、餌を入れるための器を買い揃え、すぐに帰宅。買い置きのミルクを一皿に入れ、ペレットとチャンクを混ぜてもう一皿に。
 最初は怖がっていましたが、数分すると子猫連中が興味本位で近寄ってきました。大人猫たちがこちらを見ているのを確認したところで引き下がりました。
 数時間経った状態を見ると、すべて食べ終わったようです。もちろん、鳴き声も聞こえません。

 「よかったなあ、ひもじいのはイチバン辛いからね。明日もあげるね」と独り言を言いながら初日は終了です。

 とうとうご近所のルールを破ってしまい、ほんの少しだけ心が傷んでいますが……、ご近所の皆さん、申し訳ない。これからも彼らの面倒を見させてもらいます。近所迷惑になることを覚悟した確信犯になること、お許しください。

 猫軍団よ、明日も待ってろよ。

[2409]