【センセーショナルな第一報】
「仏、2040年までにガソリン車とディーゼル車の販売停止目指す」。
日本時間の7月7日10:41にトムソン・ロイターが配信した情報です。地球規模の温暖化対策を決めた「パリ協定」を遵守するためにフランスが提案した施策のひとつだということですが、本当なんでしょうか。もし事実ならセンセーショナルな声明です。ガソリン車は20年も掛からずに電気自動車に変わるだろうと言うことくらいは僕でも想像できます。
しかし、長距離に対応した大型車が中心のディーゼル車となるとどうでしょう。
電気になった時にパワーに問題はないのでしょうか。
排気ブレーキなどの補助ブレーキが不可欠にな大型車の制動系はこれからの20年で対応できるのでしょうか。
EUが存続していると仮定した場合、輸送関連の企業や大型車のディーラーだけがベルギーなどの隣国に移ったりして有名無実な施策になることはないのでしょうか。
公営バスが電気自動車に変わるというのとは規模が違うと思うのですが、どうなんでしょう。
ちなみに、ボルボも2019年までにすべての車種を電気自動車にすると発表しましたが、長距離に対応した大型車に関しては発言がなかったのでこちらもあやふやなままです。
たしかに、フランスのユロ環境連帯移行相が言うように、この施策が施行されることになれば環境問題だけでなく、陸上輸送にも革命が起こるでしょう。
どうも、具体的な方向性を決めずに、アメリカだけを意識した発表のような気がしてならないのですが……。
もちろん、日本がどこまでその革命と「お付き合い」できるのかも見守りたいところです。
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