【入学式から卒業式へ】
隅田公園と入谷。今日は台東区方面の桜を巡ってくました。もちろんかの有名な上野公園は素通りです。どこへ行っても桜は満開。これだけ見事に咲き誇っている年も珍しいのではと感心してしまいました。
そんな桜を愛でながらふと思ったのが満開の時期でした。
桜といえば入学式の名演出家だったはず。記念写真の背景は桜と決まっていたじゃないですか。それがいつの間にか卒業式の小道具になってしまいました。
そういえば、15年ほど前に発表されたあと歌い継がれている森山直太朗の『さくら(独唱)』はいまでは卒業式の定番ソングになっています。
つまり、15年前には確実に、桜が満開になる時期がそれ以前と比べると約2週間ほど早まっていたと推測できるわけです。もっとも、数十年前に過ぎていった僕の少年時代と比べても比較にならないという話もありますが。
こんなに桜の満開が早くなると大学入試の合格通知に「さくらさく」は使えなくなりそうです。卒業祝いに「さくらさく」というのもそぐわないような気もするし。さて、どうしたものか……。
これも地球温暖化の影響なんでしょうか。それとも全国の桜が「せっかち」になった? そんなわけはありませんよね。やはり、平均気温が高くなって春の訪れが早まり、自然の摂理に敏感な桜が反応していると考えたほうが妥当なようです。
そんなことを考えていると浮かれてばかりの自分が、ちょっとだけ、恥ずかしくなりました。
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