∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

≡≡ 遅くなった! ゴハンの時間だ ≡≡

どこかおかしい。いいのかなこれで。

 出先で思った以上に時間を食ってしまい大急ぎで帰宅しました。おひとりさまの僕にとっては“遅い帰宅”なんてどうってことはないことですが、心配だったのは居付き猫たちのゴハン。いつもより遅くなって、ひもじい思いをしているのではとアタフタしてしまったのです。

 ゴハンが遅れるとご近所のお宅から食餌を調達してくるワザを持っている彼らは、我が家の食餌が遅くなると「もう終わったよ」という態度を取り、急に冷たくなるイヤな性格の持ち主ばかり。いわば「集団知らんぷり」の常習犯なんです。
 「どこかおかしい、なんか変だぞ」と思いつつ、そんな態度を取られないように大急ぎで帰宅するなんて以前の僕なら「少し待ってろよ」で終わっていたはずです。

 そんな複雑な気持ちを抱えながら帰宅すると、彼らがいつものエサ場にズラッと並んでいました。調達が上手くいかなかったのか、空腹限界に達していなかったのか。とにかく間に合いました。

 そして今は、全員食後のお休みタイムに入っています。聞こえてくるのはテレビの音声とキーボードの音だけ。正直なところホッとしています。

 それにしても、たかが猫の食餌のためにアタフタするなんて、どこか間違ってますよね。「おかしい、間違っている」というこの思い、どうすればいいんでしょう。

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