只今、食事制限中
各位殿
健康診断時に脂質検査を行いますので、下記の点にご留意ください。
1.検査時間の15時間前からは揚げ物等、脂っこいものは食べないでください。
2.検査時間4時間前からは揚げ物等に加え、バター、乳製品、卵、ソーセージ等の精肉加工品も食べないでください。水、お茶、ブラックコーヒーは摂取しても構いません。
健康診断を明日に控え、今日のお昼から食事制限体制に入りました。バリウムや胃カメラのように「8時間前からは食事を控え、検査時には空腹状態になるように」といった指示とは違うとはいえ、“腹ッペらしオヤジ”の僕にとっては充分過ぎるほどの“責め苦”です。
ちなみに今日の昼食はサンドイッチとコーヒー。夕食は野菜の煮しめと、厚揚げと切り干し大根の煮しめ。つまり「煮しめ三昧」を予定しています。
たった一日とはいえ、あれは食べるな、これは控えろと指示された食事制限はなんとも辛いものです。
小学校低学年の時に小児腎炎を患った僕は、発病後の約2カ月間は毎日、白菜の水煮とご飯だけで過ごしました。まさに塩分ゼロの食事です。
その後、お許しが出た後も、魚のタンパク質なら数10グラム、自然由来のものを除いて塩なら一日5グラム、醤油ならティースプーン2杯しか摂取できない生活が続きましたが、それでもほうれん草などのカリウムを多く含む野菜や塩分の多い食パンは控えるように指示されていました。
歳を取れば取るほど、選択自由な食生活こそ生きている証と強く感じるようになった僕の“食いしん坊精神”はこの時に身についたのだと思います。
そんな僕に「脂は取るな」というご指示が出たのです。あまりにも辛く、あまりにも残酷な責め苦です。ひどいと思いませんか。これでバリウム検査が入っていたら、きっと健康診断自体行かなかったと思います。
ウーン。明日の夕食は脂でゲトゲトなもの、たとえば……。メニューは夢の中で考えます。
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