∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

≡≡ 春本番への段取り ≡≡

3月1日~14日 東大寺のお水取り(修二会)
3月18日~31日 センバツ高校野球
3月21日 春分

 神戸で生まれ育ったあと東京で暮らし始めてはや50年近く。すっかり神戸とは縁遠くなってしまいましたが、それでも鮮魚店で『イカナゴの釘煮』を見つけると「ああ、春だな」と感じ、やはり子供の頃の体験は身体に染み込んでいるんだなと思うこともしばしばです。
 同様に『奈良・東大寺二月堂のお水取り』と『センバツ高校野球』、そして『春分』は春へのカウントダウンを伝える行事だと身体が覚えています。
 春へのカウントダウン

 御存知の通り、東大寺の練行衆が国家安泰を願って修行するお水取り(修二会)は、大きな“お松明”を持った練行衆の補佐役(童子)が火の粉を撒き散らしながら廊下を駆け巡る1200年以上続いている行事です。その時降りかかる火の粉を浴びると家内安全・無病息災が叶うとされています。特に、修行が満行する3月14日の深夜のお松明は“ありがたい火の粉”とされています。

 お水取りが始まったというニュースを知って「今年もやってきたな。春へのカウントダウンが始まった」と感じています。同時に、御徒町にある老舗鮮魚店『吉池』に行って「淡路島産・イカナゴの釘煮」を買わねばとも。

春一番は吹くし、お水取りは始まるし……。
春本番はすぐそこまで来ています。
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[season13┃02 Mar. 2023┃11:10 JST
┃PLUM TREE(ume)┃
Yushima tenjin, Bunkyo city Photographed on 01 Feb. 2021