∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

〓〓 胴吹桜 〓〓

誇りとともに咲き誇る

【胴吹桜】桜の老木の幹に直接咲く桜。ほとんどの花のように枝に咲くことを止め、特別な存在感を醸す一輪の桜。

 何十年も人々に存在感を示してきた桜の老木を見ていると、時折、幹から直接咲いている桜花を見つけることがある。
 なぜほかの花と同じように枝に咲かなかったのだろう。へそ曲がりなんだろうか。それとも、もう枝に咲くことは許されないが、何が何でも咲いてやるという桜の意地なんだろうか。いずれにしても特別な存在であることに間違いはない。

 この10数年間、事あるごとに「どっこい、オイラは生きている」と言い続けながら生きてきた私にとって「胴吹桜」ほど共感を抱く存在はない。それは、常識的な立ち位置で咲くことに別れを告げて、けっして心地よくはないが我が道をいこうとした一輪の桜がもつ特別なエネルギーに私自身が共感を抱いているからかもしれない。

 たった一輪で咲くのだから、けっして華やかではない。ほかの桜花と競演して人に春の喜びを与えるわけでもない。だが、懸命に咲くことで特別な存在感を感じさせる。

 ひょっとすると私は、胴吹桜のような誇り高き一輪咲きに魅力を感じ、そうなろうとしているのかもしれない。

≡≡[season14]24:40/Mar.24.2024 -春分-≡≡
┃BLOOMING with PROUD┃
-Cherry blossom 2/3-
Yanaka graveyard, Taito city.
Photographed on Mar.28.2022

 

〓〓 老木は今 〓〓

逝くものが残す記憶と新たに授かる命

 今多くの場所で、樹木医が診断したうえで、朽ちて内部が空洞になったものや害虫に蝕まれ、再起が難しいものなどを対象にしてソメイヨシノの老木が伐採されている。
 ソメイヨシノでなくとも、都市再開発という名目のもと、人間の身勝手な思いだけで伐採されてしまうケースも相次いでいる。

 この樹の下で、あの樹の場所を目指して。これまで数十年も目を楽しませてくれた樹木は、人の記憶そのものである場合が多い。それだけに、これからも春を代表するアイコンとして人々を楽しませてくれたのではという疑問や無念さや心残りを感じることも多い。

 生き物である限り、表舞台から姿を消すことは避けられない事実だが、自己の意志で身を引くのと、強制的に命脈を絶たれるのでは大きな違いがある。
 たとえ意思表示をしない樹木であっても、命ある一本一本の樹には木霊(こだま)が宿っていると私は信じている。病に倒れたり、樹勢わずかと診断されたものはともかくとして人間の身勝手さだけで生涯を閉じてしまう樹が抱くであろう無念さや木霊の叫びを人はどう受け止めるべきなんだろう。

 実は、ここ数日、このブログにアップしてきた桜の老木もこの冬伐採された。内部に空洞を発見され、いつ倒壊してもおかしくないと樹木医が診断したからだった。
 写真に写る桜花は昨年4月の姿。彼女が私を楽しませてくれたのは昨年が最後だったわけだ。

 彼女は逝った。しかし、彼女の美しさはこの写真の中に永遠に生きる。もちろん彼女の美しさを愛でてきた人々の心にも記憶される。

……彼女は現世を去ることによって永遠の命を得た。

≡≡[season14]24:50/Mar.24.2024 -春分-≡≡
┃THIS is the JAPANESE SPRING┃
-Cherry blossom 1/3-
Mt.nagamine, Kobe city.
Photographed on Mar.28.2023

〓〓 降りそうで降らなくて 〓〓

覚悟していたのに……
手にした傘は出番なし

 昨日の天気予報では「東京は1日中雨が降ったり止んだりする天気になるでしょう」ということだったので、雨が止み、空が明るくなっているにもかかわらず、傘を持って出掛けました。今は晴れているけれど、そのうち降るはずと信じていたんです。

 でも、帰宅するまで雨は降らずじまい。マッ、こういう日があってもいいですよね。当たりすぎる天気予報より、時々空振りしてしまう予報のほうが人間味があってホッとします。

 明日は夜まで雨の心配はないとの御託宣が出ているので、迷うことなく手ぶらで出掛けます。使わない傘を持ち歩くのも厄介ですからね。

≡≡[season14]24:40/Mar.23.2024 -春分-≡≡
┃THIS is the JAPANESE SPRING┃
-Cherry blossom 1/3-
Mt.nagamine, Kobe city.
Photographed on Mar.28.2023

〓〓 カクンとひと寝入り 〓〓

きもちいいーー

「さあ、今日は何を書こうかな」。
と、思った次の瞬間、私は眠ってしまったらしい。そして今、起きた。時間にすると数分だったが、信じられないほど気持ちよくなったし、身体の疲れも軽減したようだ。

近頃、昼寝の効用を説く人が増えたようだが、私もその仲間入りをしたくなっている。
 昼寝とうたた寝は違う種類のものなんだろうか。目が覚めた今の感覚と1時間くらい爆睡するのとを比較すると、うたた寝のほうが眠りが深いというか、体調のリカバー率が高いというか。覚醒持続時間は昼寝のほうが長いようだが、眠りの深さは圧倒的にうたた寝のほうが深いようだ。

 と、妙に納得した時間を過ごしているうちにまた眠たくなってきた。今度はホンモノの眠気のようだ。
 週末の深夜だから夜更かしもいいだろうと思っていたが、思いだけで終わってしまいそうだ。眠い。

 ということで、本日終了。おやすみなさい。
 明日が素晴らしい一日になりますように。

≡≡[season14]24:40/Mar.22.2024 -春分-≡≡
┃THIS is the JAPANESE SPRING┃-
Cherry blossom 1/3-Mt.nagamine, Kobe city.
Photographed on Mar.28.2023

〓〓 春の寒さ 〓〓

寒いとはいえ、春は春

 昨日今日と肌寒い日が続いている。風も強い。季節がすっかり冬に後ずさりしているようだ。報道によるとセンバツ真っ盛りの甲子園では雪が舞ったそうだ。

 だが私は「たしかに寒いことは寒いけれど、真冬の凍えるような寒さではなく、春の陽射しが降り注ぐなかでの寒さじゃないか。身体が順応していないから寒く感じているだけだ」と思っている。俳句の季語で言えば「春寒」。手紙の書き出しで言えば「花冷え」や「花寒い」である。

 きちんと話してくれないので定かではないが、我が家の猫たちはこの2日間外出せずに家に籠もっていたそうだ。特に絶対的なボス猫「かあちゃん」は食餌の時以外、台所の温かな空気が残っている食器棚の上から降りるのを止めているようだ。

 寒いと感じるのは、春が充分に育ちきっていないから。気が付くと「ああ、春だなあ」と感じる日来るはずだ。その日まであと少し。センバツが終わる頃まではポカポカしたり、ゾクゾクしたりの三寒四温の日々が続くのだろう。

 元気だけど気まぐれなのが春の個性。しばらくはその振る舞いに付き合ってみよう。

≡≡[season14]23:45/Mar.21.2024 -春分-≡≡
┃THIS is the JAPANESE SPRING┃
-Cherry blossom 1/3-
Mt.nagamine, Kobe city.
Photographed on Mar.28.2023

〓〓 『春分』の節季 〓〓

春の嵐が吹き荒れた春分の日

 2024年3月20日。二十四節季の『春分』の節季は嵐で始まった。それも冬に後戻りしたような寒さのなかでの嵐だった。いくら「三寒四温」で幕を開ける春とはいえ、冬に戻り過ぎた感がある。「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉はどこへ行った、である。

 秋分と同様、昼と夜の長さが等しくなる春分は、先祖の御霊に祈りを捧げるお彼岸のお中日でもある。きっとお墓参りなどの仏事を行ったという方々も多いだろう。

春分』の節季は、季節の変わり目でもあり、春本番を実感し始める時でもある。今日の嵐だって春本番を呼ぶためのプレリュードと言えなくもない。
 あと数日も経てば桜の代表、ソメイヨシノも開花する。この時期しか経験できない「桜を愛でながら桜鯛と菜の花を食する」ような “心の贅沢” を堪能できる日はすぐそこまで来ている。

≡≡[season14]24:40/Mar.20.2024 -春分-≡≡
三寒四温、暑さ寒さも彼岸まで、桜、明石鯛、菜の花
┃THIS is the JAPANESE SPRING┃
-Cherry blossom 1/3-
Mt.nagamine, Kobe city.
Photographed on Mar.28.2023

〓〓 明日は雨、かあ 〓〓

こまったゾ、どうしよう

 天気予報によると、東京では明日の午後から雨になるとか。明日は朝から外歩きを計画していた私は「出掛けないといけないし、かといって濡れたくないし」と悩みはじめています。

 ひと昔前の天気予報なら「どうせ当たらないサ」と無視できましたが、今はほぼ当たります。せいぜい、くもりが雨に変わる程度です。おかげで行動予測も立てやすくなってありがたいことはありがたいんですが、それでも「たまには外れれば」と言いたくなるときもしばしば。あまりにも真面目すぎるとケムタガレる真理と同じです。

 そんな客観的なことを言っている場合じゃないんです。明日はどうすればウマく立ち回れるでしょう。

 午後から雨なんだから午前中に片付ければいいじゃないかと言えるほど自由度の高い一日じゃないんです、明日は。

 ウーン。悩んでも仕方ないけれど悩みたいなあ……。外れてくれないかなあ、天気予報。

≡≡[season14]24:40/Mar.19.2024 -啓蟄-≡≡
┃FIRST STEPS into SOCIETY┃
-once upon a time[elementary school]-
Kojima elementary school Established 1908, Taito city.
Photographed on Jul.11.2023

〓〓 センバツが始まった 〓〓

「気がつけば春本番」の風物詩

 今日3月18日、春の風物詩、選抜高等学校野球大会が始まった。今年で96回目だという。地方大会を勝ち進んだ学校だけが出場権を得る夏の甲子園と違って春は高校野球連盟(高野連)の審査で出場校で決まる。つまり、内申制の高校野球である。21世紀ワクと呼ばれている高野連推薦で出場した高校のようなケースはその顕著な例だろう。

 と、知ったかぶりな前フリはこれくらいにして。

--センバツが始まればあったかくなる。センバツが終われば新学期が始まる。センバツの間に桜が咲き始め、満開を迎える--。
 私にとって春の甲子園センバツ以外のナニモノでもない。それも野球そのものよりも春の風物詩としての存在なのだ。
 出場校の関係者の皆さんには恐縮千萬だが、センバツは風物詩であり、春のカレンダーなのだ。もちろん、勝敗は二の次。なにしろ出場校もよく知らないのだから。
 よく “ニワカ◯◯” という表現をするが、私にとってセンバツはニワカ◯◯の対象にもなっていない。
 あるとすれば、今回出場した能登がホームベースの学法石川のような試練を乗り越えて出場した高校だけだ。

 と、言いながらも……、高校球児諸君、力の限り闘ってくれ。今、この瞬間はキミたちのためにある。

≡≡[season14]24:10/Mar.18.2024 -啓蟄-≡≡
┃FIRST STEPS into SOCIETY┃
-once upon a time[elementary school]-
Kojima elementary school Established 1908, Taito city.
Photographed on Jul.11.2023

〓〓 一気に春が押し寄せてきた 〓〓

あったかくて、気持ちよくて

 いい天気でしたねえ、きょうは。冬の名残りは一切なし。優しい光がたっぷりと注ぎ、そよそよと風が吹き。文句なしの春日和でした。
 先日までの寒さが記憶にこびりついている私は「そうはいっても寒いかも」とそれなりのコート姿で出掛けましたが、見込み違い。あったかくてコートなんて必要なし。「どうしてコートなんて来てきたんだろう」と後悔してしまいました。

 春は奈良東大寺のお水取りが終わり、センバツがそろそろ始まる頃にやってくるという民間伝承は確かだったようです。

 季節が移り変われば気分も変わるものです。今年は特に春を満喫したいと願っている私は、誰がなんと言おうと、メリハリのついた毎日を過ごして全身で春を受け止めようと決意しています。

 では、おやすみなさい。明日が素晴らしい一日になりますように。心地よい春の夜です。いい夢のひとつやふたつ見れそうな気分になってきました。

≡≡[season14]24:40/Mar.15.2024 -啓蟄-≡≡
┃FIRST STEPS into SOCIETY┃
-once upon a time[elementary school]-
Kojima elementary school Established 1908, Taito city.
Photographed on Jul.11.2023

〓〓 気持ちすっきりの土曜日 〓〓

大切な恩人と出会い、
今の心情を話し尽くした土曜日

 土曜日。20数年前に出会ってから、何かに付けて相談にのってくれた恩人と約2年ぶりに出会いました。出会った直後は2年間という空白の時間を埋めようと緊張しましたが、和んでくると、今の状況や次へのステップなど正直に語っている自分がいました。

 ご自身が非常に苦労されたからか、この方は「どんな事が起こってもポジティブに捉える」を心情とされています。私と話しているときもそうです。たとえば「どんなに環境が変わっても、知らなかった経験値が増えるからいいこと」とか「辛かった経験は、きちんと咀嚼すれば、その2倍の幸運を運んでくる」とか。
 ちょっと図々し過ぎるのではと思えるポジティブな発想でも、そうなんだろうなと納得させてしまう説得力も見逃せない個性なんです。

 私はこの1カ月半、新しい環境で右往左往し、客観的に自分を見つめられなくなっていましたが、この方から “目からウロコの視点” を指摘されて、勇気と自信と意欲を取り戻せたようです。
 スッキリしたというか、元気になったというか。あるいは、言葉の魔力というか。今、私は “根っこの部分からリフレッシュできた” 気分になっています。

 いい土曜日になりました。これなら再スタートできそうです。

≡≡[season14]24:00/Mar.15.2024 -啓蟄-≡≡
┃FIRST STEPS into SOCIETY┃
-once upon a time[elementary school]-
Kojima elementary school Established 1908, Taito city.
Photographed on Jul.11.2023

〓〓 ひと区切りついた、かな 〓〓

暗中模索、見えない力に振り回された1カ月半

 新しい時間割で過ごし始めて1カ月半。やっと今日、最初の壁を乗り越えられました。傍から見ているだけでも心配なのに、それでも、見限ることなく応援をしてくれた多くの人々のおかげだと感じています。

 自信半分、不安半分。知っているようで知らない世界だということは当初から覚悟はしていましたが、ここまで自分の経験値が偏ったものだったのかを思い知らされることになるとは想像もしていませんでした。
 振り返ってみると「毎日新しい世界と出会い、毎日知見を塗り替えた1ヵ月半」とでも言えばいいのか、とにかく、怒涛のように過ぎていったように感じています。
 オッサンには、ちょっと刺激が強すぎたようにも感じていますが、一方で、これくらい強い負荷を掛けないとペースが掴めなかったはずとも思っています。

 ワケも分からず走り続けて、やっと訪れた “ひと区切りの夜”。今夜は少しだけのんびりさせてもらいます。

 では、おやすみなさい。明日が素晴らしい一日になりますように。

≡≡[season14]24:45/Mar.15.2024 -啓蟄-≡≡
┃FIRST STEPS into SOC IETY┃
-once upon a time[elementary school]-
Kojima elementary school Established 1908, Taito city.
Photographed on Jul.11.2023

〓〓 修二会満行 〓〓

「お水取り」が終わったので、明日から春

 3月14日夜。奈良・東大寺で行われていた修二会の行が満行を迎えた。

 修二会は東大寺の僧侶が過ぎ去った年の穢れを払い、国家安泰や豊穣、幸福を祈願する重要な法要として1200年以上続いてきたもので、毎年3月1日からの2週間、行われる。
 しかし、庶民にとって修二会は春を呼び込む行事という印象のほうが圧倒的に強い。特に、12日目から行われる香水を汲み上げる「お水取り」の足元を照らすお松明が二月堂の大廊下を火の粉を撒き散らしながら駆け巡る法要は関西の人々にとっては春を迎える行事として欠かすことのできないものになっている。

 私のように遠く離れた所で暮らす人間も含めて、関西で生まれ育った(古いタイプの)人間にとって「お水取り」は宗教行事というよりも春の到来を告げる重要な行事である。満行の日を境に春がやって来ると信じているわけだ。

 明日からは春がやってくる。そして、センバツが終わる頃には春本番。待ちに待った春だ。

≡≡[season14]24:15/Mar.14.2024 -啓蟄-≡≡
┃FIRST and the LAST┃
-Once upon a time [station]-
JR Tsurumi Station, Yokohama city.
Photographed on Jun.18.2023

〓〓 やっぱり、おかしい 〓〓

体調不良か
精神的なストレスか

 昨日もそうでしたが、今日も調子は悪いままです。意欲は湧かないし、注意力も散漫。反応や理解力も落ちているようです。
 体力は年相応だと思うし、病気に罹った気配もない。それなのに、エンジンが掛からないんです。

 どうしたんでしょう……。

 体調自体に変化がないということは、きっと精神的なものなんでしょう。とはいっても、気になっている心配事もないし……。まあ、基本的な暮らしそのものが “低め安定” なことに変わりはありませんが。

 少なくとも、今週いっぱいくらいは本調子に戻らないまま終わってしまいそうな気配が濃厚になってきました。自分の望みとはまったく逆の展開です。

 何か劇的な変化が起こるか、それとも時間が解決してくれるのか。どなたか、どうすればエンジンが掛かるのか教えていただけませんか。

≡≡[season14]24:00/Mar.05.2024 -啓蟄-≡≡
┃FIRST and the LAST┃
-Once upon a time [station]-
JR Tsurumi Station, Yokohama city.
Photographed on Jun.18.2023

〓〓 さっさと寝ます 〓〓

粛々と過ぎていった一日だったのに
夜になると一気に疲れが……

 身体を動かしたわけではないので筋肉の疲れはありません。頭を使いすぎたわけではないので精神的なストレスが掛かっているとは思えません。いつもと同じような睡眠時間だったので寝不足ということはありません。

 でも疲れているんです、今夜は。

 グッタリではなく、クターッと言ったら分かってもらえるかもしれません。とにかく “意欲” が湧いてこないんです。
 私は、齢を重ねると、この “意欲が湧かない” 状態がいちばん辛いと思っています。年相応に体力が落ちたり、持久力がなくなっているオッサンに残されている “元気の素” は意欲だけなんです。それが湧いてこないということは自分が疲れの極致にいるのと同じなんです。

 この無気力状態から脱出するために……、とりあえず、寝ます。明日の朝、どんな精神状態になっているか、ちょっとだけ、楽しみにしています。

 では、おやすみなさい。明日が素晴らしい一日になりますように。

≡≡[season14]24:10/Mar.05.2024 -啓蟄-≡≡
┃AS TIME GOES BY
-Once upon a time [apartment]-
Takashimadaira, Itabashi city.
Photographed on May.02.2023

〓〓 絶望の縁からの浮上 〓〓

3.11から13年

 地震津波原発事故。想定外の自然災害は、一瞬にして街が変わり、人が去り、周囲の態度が変わってしまう。被害にあった人々が絶望の淵に追い込まれるだけでなく、離れて住む身近な人々にも言いようのない不安と危機感を与えてしまう。日本に住む人なら誰もが理解していることだろう。

 3.11。13年前の今日、東日本大震災が起こった。神戸を中心とした阪神淡路大震災とは比較にならないような規模の天災だった。
 災害が発生してしばらくの間は何が起こったのかさえ理解できないような状態だったが、徐々に、徐々に、今何を成すべきかも分かっていった。だが、あの時に感じた絶望感や無念さや混乱、あるいは恐怖心は忘れられない。
 遠くで暮らすものでさえそう感じたのだから実際に被災した皆さんにとっては筆舌に尽くしがたいものだったろう。

 あの時から13年。被災地の皆さんの前向きな努力の結果、少しずつ平穏な時間が戻ってきたようだ。
 原発問題を除けば、ここからの復興への歩みは、これまでとは違って “前向きな拡大と向上” に変わっていくだろう。なにしろ、「絶望の淵に立った人間が起き上がるには、何事にも前向きに向かっていくしかない」ということを知っている人たちなんだから。

 亡くなった皆さんに改めて哀悼の意を表すると同時に、復興と発展に尽力している皆さんに最大限のエールを送りたい。

≡≡[season14]23:00/Mar.11.2024 -啓蟄-≡≡
┃AS TIME GOES BY
-Once upon a time [apartment]-
Takashimadaira, Itabashi city.
Photographed on May.02.2023