∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

≡≡ クジラ、かあ ≡≡

懐かしいけれど、ウーン、食べるかな

 クジラの商業捕鯨が再開して数カ月。水揚げ、店頭販売、メニューの拡充など盛んになっているようですが……。

 まだ幼い子供だった頃、我が家では冬になると日曜日の夜になると『クジラのハリハリ鍋』がよく食卓に上りました。当時は部位のことなど分からずに食べていましたが、美味しかったことだけは覚えています。
 数十年前、クジラの「尾の身」と水菜を薄味の醤油味の出汁で仕立てた鍋物は一般的な食べ物だったのではないでしょうか。

 ハリハリ鍋と一緒に、地域によっては「サラシクジラ」と言われている、クジラの「おばけ」の酢味噌和えもよく食べました。「尾の身」がクジラの尾の付け根あたりだとすると、こちらは皮下脂肪。大人にはあのシャリシャリとした食感がよかったのでしょうが、まだ幼かった僕にとっては酢味噌を食べているようにしか思えなかった記憶があります。
 大人になってからは、飲めないのに出入りするようになった居酒屋ではクジラの「ベーコン」を「烏龍茶のアテ」にしてツマむようになりました。

 一方、小学校の給食として月に何度かはクジラの「赤身」の竜田揚げが出ましたが、こちらは独特の臭みがあり、残さずに食べるのにひと苦労したのを覚えています。なかには、コッペパンの中に肉を押し込んでこっそりと持ち帰っていた友だちが数人いたことも覚えています。

 そんななかで僕は「同じクジラのはずなのに、どうしてこんなに味が違うのか」なんて疑問を持つこともなく食べていたので、マッ、いい子だったのかもしれませんね。

 しかし今、商業捕鯨が再開したからといって積極的にクジラを食べたいと思うかと言うと疑問です。「尾の身」は和牛より高いとか、「赤身」は生姜や山椒やネギなどで独特の臭みを取ってからでないと食べられないというようなイメージが付いてしまってから30数年。ガッツクには多少時間が掛かるかもしれません。

 ちなみに、僕は「自然保護のために食べない」とか「可愛いクジラを食べるなんて」というような高尚な理念は持ち合わせていません。「美味しければ食べる」。食の世界はそれでいいじゃないですか。

[3170]

≡≡ 酒涙雨の七夕 ≡≡

悲しい雨が降り続く夜

 7月7日。七夕。東京では今も雨が降り続いています。

……………

 「酒涙雨(せいるいう)」:七夕の夜に降る雨のことで、年に一度だけのランデブーの夜に雨が降ったために会えなくなった彦星(牽牛)と織姫の気持ちを表した言葉。
 「洗車雨(せんしゃう)」:七夕の前夜に降る雨のことで、明日に備えて彦星が乗る牛車を洗車するために降る雨のこと。

……………

 明日の出会いを楽しみにしながら牛車を雨に打たせて洗ったのに、当日も雨。おかげで期待に胸踊らせていた出会いの夜は一年先になってしまったという、なんとも悲しい名前の雨の名称です。

 ─出会いを待ち望む出会いをより素晴らしいものにしようとする男と、そんな男の気持ちを知っている女。そんなふたりに待っていた悲しい夜。─

 日本語には雨を表す言葉が400以上あると言われていますが、そのなかでも、このふたつの言葉ほど現実が課す酷い仕打ちを表したものはないと思っています。
 この言葉を表した古(いにしえ)の人も、人と人との出会いにありがちな悲しいドラマを体験していたのでしょうか。それとも、悲しいドラマがあるからこそ、出会った時にいっそうのときめきを感じるのだと達観していたのでしょうか。

[3169]

≡≡ 不調なり、iPad ≡≡

そろそろ、
うんざりするような機種変時かな

 昨日の深夜でした。iPadを開こうとしたところ真っ黒な画面の真ん中に白いアイコンがクルクル回っている状態になってしまいました。コンピュータで「ブラックスクリーン」とか「ブラックアウト」と言われている状態と同じです。
 これまで何度もコンピュータで同じような現象を起こし、そのたびに強制再起動で切り抜けてきましたが、よもやタブレットでも同様なエラーが起こるとは思ってもみませんでした。

 実はiPadの強制再起動や強制シャットダウンの方法を知らなかったため、やむを得ず使うのを諦め、朝まで待って覚悟を決めることに。
 ありがたいことに、朝になると何事もなかったかのように動いてくれたのでひと安心しましたが、この現象が出始めると寿命が近づいてきた証拠。これがコンピュータなら急いでデータのバックアップをし始めたほうが無難という状態です。

 使いはじめてほぼ3年。そろそろ交換時期になったのでしょうか。とはいっても、秋になれば料金“見直し”が始まることを考えると、どうしてもヨシという気分になれません。
 というのも、新料金での契約は機種変更と同時にお願いしていますと言われるんじゃないかとか、通信料金値下げと引き換えに機種代金は値上げしようとしているんじゃないかとか、次から次へと複雑怪奇なプラン設定を押し付けられ、飲まないと応対が悪くなったりするんじゃないかとか……。とにかく不安が先に立ってしまいます。
 なにしろ、相手はしたたかさを絵に描いたような“ショウバイニン”。ユーザーにどう思われようが、利益確保のためなら何が何でも網の目を潜る手を探し出すはずだとしか考えていない僕にも問題があるのかもしれませんが、これまでのことを考えると、気楽に「さあ変えよう」とはいかないのです。

 正直なところ、これがコンピュータなら、余計なものはすべて切り捨ててしまう自信があります。
 しかし、ケータイやタブレットとなるとまったく逆。特に本体も含めた料金体系には疑問と警戒心しかない現状を脱する境地になれる修行をしてから交換したほうが無難かもしれません。あるいは、ガジェットが完全に壊れるのを待って、やむを得ず交換することにするか。それともガラケータブレットの体制を止めてスマートフォンだけにするか。

 できれば簡単に済ませたい問題なのに、こんなに憂鬱になるとは。マッ、状況の変化を注視しながら、少しずつ「ほぐしていきましょう」。

[3168]

≡≡ 気がつけば金曜日 ≡≡

ドタバタの果てに

 もう金曜日になってしまいました。簡単に終わるはずと侮っていたことが実はそうではなかったと気が付き、ああでもない、こうでもないとドタバタと動き回った一週間でした。
 おかげで、やるべきことの大半は週末に持ち越し。これでは、ヤボ用の山の中で身動きが取れなくなっていた出版社勤務だった頃と同じです。しかも、当時と違って今回は自分の意思で始めたことが、こんがらがってしまったという笑うに笑えない情けない状態。もはやグチも出ません。
 なんとか収束出来たのでこんなことも言ってられますが、これが積み残しアリの状態だったら、今頃どうなっていたか。フー、考えたくもありません。

 今週は疲れました。それも充実感のない疲れ方。週末の二日間で仕切り直し作業を終わらせないと……。

[3167]

≡≡ 少し落ち着いてきました ≡≡

戒めその1
何事も簡単に考えないように

 ─数年前に諦めたはずのことを再開しようとしたのはいいけれど、いざはじめて見るとここまでヤボ用の山になるなんて思ってもみなかった。簡単に出来ていたことなんだから、すぐ終わるよ。─
 そんな安易な気持ちで手を付けたのが間違いだったのでしょうか。次から次から湧き出てくるヤボ用の山と格闘して3日間。ようやく片付いてきました。

 片付き始めると同時に周囲の風景も見えてきたようです。

 不謹慎とは重々承知していますが、九州の豪雨の実際もあまり把握していなかったし、韓国向けの半導体素材の供給に強い制約を掛けたことだってよく判らなかったし。
 新しいことに手を付けるとは言っても、まだ準備段階。大したことにはならないとタカを括っていた僕が間違っていたようです。

 まったく新しいフィールドでも、諦めていたことを再開しようとした時でも、ルーティンワークにないことに手を出すのなら、モノゴトを簡単に考えず、リサーチに時間を掛けて、安易な方法に流れることなく、手を抜かず、常に現状を俯瞰しながらあくまでも慎重に。
 こんな、当たり前のことをどうして忘れていたんだろうと自戒すると同時に、呆れ返っています。

[3166]

≡≡ どうも落ち着かない ≡≡

ヤボ用の山、いまだに引きずっています

 昨日から溜まっていたヤボ用を片付けるべく“奮闘”しているのですが……。

 僕の要領が悪いのか、理解度が低いのか、それとも電話やメールで横から聞こえてくる雑音が多すぎるのか。なんだかよく判りませんが、とにかく、何もかもが終わらないんです。いや、むしろ増えているような気がします。

 チラチラと僕のほうを見ているトラちゃんやクロくん、猫代表としてスリスリしてくる「かあちゃん」に“冷たく知らんぷり”を決め込んでおいて、作業を進めてはいますが、どうにもこうにも終わりそうにありません。

 ルーティンワークに、ほんのちょっとだけ新しいことをプラスしただけなのにこんなに作業がこんがらがってしまうとは。
 まさにトホホ。はっきり言って全部ぶん投げてチャラにしてしまいたい気分になっています。

 エーッ、と。目先でペンディングになっているものだけ片付けて、一旦落ち着くことにします。続きは明日です。アワワワワー。

[3165]

≡≡ ヤボ用だけで一日終了 ≡≡

こんな日もある、さ!

 本題に入る前にアレとコレを片付けて……。僕には、大雑把なのに計画を立てるのだけは得意というヤッカイなクセがあります。
 今日もそうでした。寝起きのぼんやりとした数分間にザックリと今日の予定を立てたうえで一日を開始したんです。

 ところが、いざ細かなヤボ用を片付け始めてみると、出てくるわ、出てくるわ。ヤボ用を片付けるためのヤボ用が次から次へと出てきたんです。おまけに、片付けたはずのヤボ用の後追いフォローまで出てくる始末。
 気付くとすでに夕方でした。手付かずで終わってしまったヤボ用をどうするか悩むことになってしまいました。
 もちろん、仕事も勉強も手付かず。どこかでスパートを掛けないと、昔の僕のように、土日で帳尻を合わせることになりそうです。

 マッ、たまにはこんな日があってもいいですよね。目先のヤボ用であっても、やるべきことがあるだけで幸せですからね。

[3164]

≡≡ 気がつけば、あと半年 ≡≡

“あと”? “もう”? “すでに”? “まだ”?

 令和元年7月1日。今年も一年の前半が終わり、本日から後半に突入しました。

 早いですねえ、一年って。もう半年過ぎたんですよ。昨年からの流れを踏まえて正月に計画したことが何ひとつ実現していない僕は、ちょっとだけ、焦り始めています。

 ──突然の出会い、思いもかけなかった展開……。そんな幸運な変化を信じられなくなっている僕にはコツコツと日々を過ごすことしかない。地図にない道でも信じた方向に進んでいくことだけを意識しよう。──

 あと半年の間に、こんな消極的な発想から抜け出せるといいのですが。

 ともあれ。サボり気味だった自分に喝を入れ直して、もうひと踏ん張りします。きっと年末になれば今日がどんな位置づけの日だったのか判るはずです。

[3163]

≡≡ 時代を変えた情報操作 ≡≡

ツイッター伝言板

 ツイッター社が政治家の不適切発言に警告を出すと発表してから2日。トランプ大統領は、ツイッター伝言板代りにして、金正恩氏に北朝鮮訪問を呼びかけました。そして今日、「アメリカ大統領が北朝鮮領内に入る」という歴史的な出来事が実現したということはご存知の通りです。

 水面下で提案することからはじめ、大まかな合意事項を決め、警備体制を整え、関係国にも協力を仰ぎ、というような時間の掛かる根回しをすべてすっ飛ばして、いわば「近くまで行くんだけど、会わない?」的に会ってしまうとは。
 周囲の意見よりも自分の交渉力や駆け引きの能力を信じているトランプ大統領らしい、強引すぎる展開でした。この方法論を使えば何の進展がなくても誰もが成果と認めるはずです。

 大統領選を目前に控えて、ツイッター社がもっとも注意すべき人間の一人として注目していた当の本人がツイッターの特性を最大限に利用して歴史的な会談を実現させるなんて皮肉と言えば皮肉なこと。おそらく我関せずの心境なんでしょう。

 それにしても、世界中の人々が注目している公開されたプラットフォームで呼びかければ相手は無視することはもとより、拒否することさえ難かしくなるはずだと相手の行動を読み切っていたのでしょうか。
 今回の行動が大統領選に計り知れない影響を及ぼすことを計算していたとしても、大博打に勝った、いやグレイトディールに成功したということになるんでしょう。

 今回の米朝会談の行方がどうであろうと、時代を変える原動力はSNSが担うという事実が公認されたことだけは間違いないでしょう。

[3162]

≡≡ 大英断を下したツイッター ≡≡

私企業の使命と公益性の狭間で

 昨日、日経新聞のITコラムを読んでいた時、ツイッター本社が大胆な発表をしたというニュースに行き当たりました。
 要約すると「大統領選挙を前にして、10万人を超えるフォロワーのいる選挙活動中の政治家や政府関係者の投稿に不適切な内容が含まれている場合はユーザーに事前警告して、有権者を混乱させるような情報の拡散を防ぐ。ただし、発言を残すことが公益に値するため警告をクリックすれば内容を読むことが出来る」というものです。

 これまでもツイッターは、人種・性的指向などへの攻撃や嫌がらせ、威圧的あるいは尊厳を低下させるような発言や画像は「ツイッターの規定に反している」として表示されないようになっていましたが、今回の決定はその延長線上にあるものと考えてよさそうです。

 それにしても、大統領選を目前に控えた決定とは……。

 トランプ大統領の過激すぎるツイートがツイッターにここまでの決定をさせることになったのは火を見るよりも明らか。日本を含めた世界の政治家の皆さんは絶大な“影響力”をもつトランプ大統領にクレームを出したほうがよさそうです。

 あらゆる視点から発信される無数の情報を伝えるのがツイッターの特性であり使命でしょう。しかし、悪意をもって利用すればこれほど強力なプロパガンダを拡散できるものもありません。
 しかし、公益性という大義名分に並行して私企業にここまでの規制が許されるのかという問題も発生するはずです。ツイッターが実質的な“国際的な情報統制機関”になってはイカンとする勢力が出てきてもおかしくないでしょう。
 今回の決定は、いわば“訴訟要因”という地雷を自らばら撒くものなのかもしれません。
 とはいっても、当面のターゲットはトランプ大統領です。フェイクに続くどんな言葉で攻撃してくるか、あるいはとんでもない大統領令で対抗するか。そんな氏に対抗するにはこれくらい厳しい対応があって然るべき……、なんでしょうね。

[3161]

≡≡ 現在、膝の上に2匹 ≡≡

寝床じゃないけど、
信頼してくれてありがとう

 3月31日に生まれ、ほぼ生後3カ月を迎えた子猫たちにもそれぞれ個性がはっきりとしてくるようになりました。
 特に、僕のことを“遊び相手”と見るか“エサ係”と見るかという「生存本能と社会性」の差には大きな違いが出てきたようです。

 キーボードの前で僕の顔を見続けているサバトラくんと、膝の上で居眠りしている白くんの2匹はすっかり僕になついてくれています。
 そうかと思うと、僕を見つけると物陰に隠れるのを常にしている2匹の黒猫兄弟はエサを食べて満足すると、食後の運動のために外に出掛けます。

 そして今。サバトラくんが移動を開始。白くんと2匹で僕の膝の上を寝床にして居眠りすることに決めたようです。正直なところ、膝と腹だけは、まるで湯たんぽを抱いているようにホカホカ状態です。

 さて、この2匹どうしたものでしょう。書き終われば彼らの寝床を荒らすことになるし、かといっていつまでも駄文を書き連ねているわけにもいかないし。
 「朝顔に釣瓶取られて……」なら風流ですが、「子猫が居眠り動きが取れず」では洒落にもなりません。

 ホラッ、起きてくれ。頼む、から。

[3160]

≡≡ 警備厳しき折、くれぐれも…… ≡≡

明日からのG20は予行演習

 学校は休校。高速道路は通行禁止。自宅付近でもIDカードの提示。明日からのG20に向けて大阪、いや、京阪神の警備は厳戒態勢になっているようです。
 東京でもパトカーの数も自転車に乗った警察官も異様なほど増えています。もちろん、1カ月ほど前から始まった各駅の内外の警備に従事している警備員の皆さんの表情も厳しさを増しているように感じています。

 私事ながら、阪神間に住む僕の親戚も休暇を取ったり、戸惑ったり、諦めたりと、初めての経験になんとか自分を合わせようとしているようです。ここまでやれば万全という基準のない徹底的な警備体制を敷けば、当然こうなるだろうと想像はしていたけれど、ここまで厳しいとは、というのが本音ではないでしょうか。

 20カ国以上の国のトップが一時に訪れると街はこうなるという実例と捉えて致し方なしと受け入れざるを得ないでしょう。

 と、なると。ひょっとして、ひょっとして。あくまでもひょっとして

 来年の東京オリンピックの警備もこんな感じになるんでしょうか。高速道路は通行禁止や公共交通機関の運行停止を始めとして、頻繁な職務質問や身分証明書の常時携帯が求められることになるんでしょうか。
 G20のようなサミットと違い、オリンピックでは訪日外国人が極端に増えます。見方によっては“得体の知れないヤカラが列を成して街を闊歩する”ワケです。
 応援と観光の両方が満喫できるまたとないチャンスに訪れる海外からの観光客と、万全な警備を敷きたい警備陣の間で軋轢が起こらないようにするにはどうするのでしょう。今回のサミットのような体制では立ち行かないものがあるように感じています。

 なかには「御身大切、失策はハラキリ同然じゃ」とばかり、何もかもを規制しようとする警備陣がいるかもしれません。逆に、ホスピタリティ重視で自由に動き回って貰おうとする警備陣もいるかもしれません。
 ボランティアスタッフも含めた一般庶民のように、テロの現実を体感したことのない人間が「行き過ぎた警備」とクレームを付けることだって充分に考えられます。

 入場券発売も大切でしょうが、今回のG20を試金石にしたオリンピック向けの警備体制のアナウンスも欠かせないファクターです。庶民に警備とホスピタリティの関係を“刷り込み、納得”させる時期が間近に迫っているような気がしています。

[3159]

≡≡ エッ、やっと梅雨入り? ≡≡

やはり日本は“水の国”

 「今日、西日本が観測史上最も遅い梅雨入りをしました」。このニュースを知ってちょっとびっくり。まだ梅雨入りしていなかったんですね。
 しかも、梅雨入りした途端、今週末には台風が襲ってくるとか。なんだか、お天気の神様が遅れを取り戻そうと焦っているような感じです。
 梅雨明け間近の沖縄を直撃している豪雨が、そのまま引き続いて西日本を襲うだろうという予報も気になります。

 沖縄から始まって、徐々に北上するのが梅雨の常識だと思っていましたが、西日本全域が雨雲から取り残されることもあるんですね。
 まあ、これで水不足も解消されるのでひと安心といえばひと安心。あとは豪雨で被害が出ないことを祈るばかりです。

 それにしても日本は、雨が降ることを前提にした年中行事と生活スタイルで成り立っている国だということを改めて知ったような気がします。

 やはり日本は“水の国”ですねえ。

[3158]

≡≡ ありがとう、出光美術館 ≡≡

その決断に快哉

 僕は仕事で海外に出かけるたびに、会社には内緒で、無理矢理休日を作って美術館や博物館を巡ってきました。

 そして、ヴィクトリア&アルバートミュージアムやボストン・ミュージアムのジャパン・コレクションを観ながら、素晴らしいという感想と同時に、どうしてここまで国宝や重文級の名品があるんだという疑問をいつも感じていました。こうやって大切にしてくれる場所と人がいてくれてよかったと自分を納得させることが常だったのです。
 江戸後期に陶器や七宝などの外貨獲得のための工芸品輸出とは違い、日本画や浮世絵、仏像、金属工芸、伊勢型紙などの“流出”は、当時の人々が「当たり前のようにそこにあるもの」として、その価値を見極めなかったからではないかと、時代を超えて、抗議したくなったこともしばしばでした。

 明治政府の廃仏毀釈政策、第二次世界大戦後の貧困と混乱がもたらした投げ売り。日本の文化財のうちどれくらいが海外、特にイギリスとアメリカ、オランダなどに流出してきたのでしょう。
 今、その作品を観ようとすれば、お金を掛けて現地に行くか、時間を掛けて里帰りしてくるのを待つか。グローバルな鑑賞スタイルでいいじゃないかなんて「広い心」の持ち主にはなれそうにありません。

 そんな不満を抱き続けてきた僕にひとつのニュースが飛び込んできました。
 ─出光美術館がジョー・プライス・コレクションのうち190点を購入─

 その中には若冲の『鳥獣花木図屏風』もあるとか。つまり、あの巨大な白い象が描かれた屏風が日本に帰国し、いつでも出光美術館に行けば観られるようになるわけです。
 これで、氏のお眼鏡にかなった江戸後期の作品を観るために、そのコレクションが集まっているロサンゼルスのいくつかの美術館を車でウロウロしなくてもよくなるかもしれません。

 これまで一度も思ったことはありませんが、今回だけは言わせていただきます。
 「ありがとう、出光美術館」と。

[3157]

≡≡ 勉強、再開します ≡≡

11月までに間に合うか!?

 ─決意表明─
 これまでの2年間、一級に挑戦するも、その都度準一級しか取れなかった『日本語検定』に今年も挑戦することにしました。
 また、昨年取得した『知的財産管理技能士3級』に引き続き、2級にも挑戦します。

 『日本語検定』に関しては、難読語や同音異義語を間違えるなど、漢字の“壁”が高すぎるという理由で諦めようとしていたのですが、消化不良と言うか中途半端というか、どうしても“準”が付いたままだと納得がいかないんです。
 また『知的財産管理技能士』に関しては、どうせ取るなら上位を狙いたいという素朴な願いから挑戦を続けることにしました。

 どちらの試検も11月に迫っているためスケジュール調整しながらの勉強ですが、すべて今年が最後と覚悟して受検します。

 フー、こうやって宣言すれば、いくらノンビリ屋の僕でも勉強するはずです。マッ、結果発表は合格するかどうかに掛かっていますが……。

[3156]