∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

≡≡ お疲れ様です ≡≡

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総裁候補は呉越同舟でキー局巡礼の旅へ

 今日、自民党の次期総裁選が公示された。候補者は岸田、河野、高市、野田の各氏。石破氏は出馬せず4名で29日までの選挙戦を戦うことになる。

 ところで、その4氏は、21時54分からのテレビ朝日報道ステーション』、23時ちょうどからのテレビ東京WBS』、23時30分からの日本テレビnews zero』という3つのキー局の夜のニュースに呉越同舟で出演していた。
 質問の角度は違うものの各局とも同じような質問に、初めて答えるかのような態度で話すところはさすがというしか言いようがないだろう。

 ちなみに、報ステでは答えに補足が必要だったものが、最後のnews zeroでは的確に答えるようになっていたところには笑ってしまった。まるで、報ステをリハーサル代わりにして、WBSでは趣向を変えて経済絡みにアレンジ、最後のnews zeroを本番代わりにして巡礼の旅を締めくくるという具合いだったのには笑ってしまった。

 ……報ステに4氏が揃い踏みで出演しているのを見つけ「ひょっとして港区一周?」と感じて追いかけて正解だったようだ。こうなると日曜朝オンエアされるNHK日曜討論』もチェックしたほうがいいかもしれないし、選ばなかったTBSやフジテレビがどう出るかも気になってきた。

 さて、総理への道を巡る壮大な政治ショーが始まった。党内の駆け引きに勝ち残るのは誰か。今日話していたことの何割がトーンダウンせずに政策として動き始めるのか。ヨゴレ役の野党の動きも横目で見ながら、楽しませてもらうことにしよう。

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『白露』‥朝夕の涼しさが際立つようになり、秋らしさが深まる頃。
[0917 - 3904]
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≡≡ 今日も減った ≡≡

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数字とグラフ

 今日判明した東京の新規感染者数は831人。前週の木曜日と比べると844人減った。また重症者数も182人と昨日より16人減っている。

 この減少傾向を知って、ホッとしている人、まだまだと感じている人、そろそろ遊べるなと計画をし始める人など百人百様の受け取り方があるはずだ。最初から気にしていない人もいれば、気の緩みを引き締めるためにも厳しく評価しておこうという人もいるだろう。

 この2年間、毎日新規感染者数などの数字を聞かされ、それに伴うグラフを見せられてきた。日銭商売に関わっていない私にとっては生まれて初めての経験と言っていいくらい。今や天気予報で紹介される気温の推移まで「コロナ関連の新しいグラフか?」と勘違いしてしまうこともある。

 この数字とグラフの洪水状態を皆さんはどう感じているのだろう。
 最初のうちは真剣に見ていたけれど、近頃は見なくなったという人も多いのではないだろうか。
 正直なところ、コロナの影響で多くの日本人が“棒グラフと折れ線グラフのエキスパート”になっているのではと余計なことまで考えてしまう時だってあるくらいだ。

 統計資料や情報提供資料としては欠かせないのかもしれないが、そろそろ違った切り口でコロナについての現況を知りたくなっている。
 数字やグラフに飽きたわけではない。もちろん、数学が苦手だったからでもない。ウイルスに暴露してから約1週間経って発症した人の数字より、たとえば重症者数や自宅療養者の推移といった“今の混乱状況”を教えてもらったほうがリアリティが増すかもしれない。あるいは“未来予測的”な切り口でもいいだろう。

 私としては、とにかく過去の実績よりこれからの指針が欲しいのだ。

 「今日の新規感染者」という名の「過去の行動履歴」に一喜一憂するフェーズは終わったように感じているのだが、皆さんはどうなんだろう。

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『白露』‥朝夕の涼しさが際立つようになり、秋らしさが深まる頃。
[0916 - 3904]
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≡≡ 3桁が続いて時が引き締め時 ≡≡

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コロナ新規感染者減少中

 今日、東京のコロナ新規感染者数は1024人。23日連続で前週より減少しているという。

 これまで感染者が減少局面になると、ある日を境に減少がストップ、あるいは下げ止まりになっていた。
 今回はそうならないようにということか、国も分科会も報道も一様に気を緩めないようにと警鐘を鳴らしている。医療統計の専門家のように次に来る第六波は現在の第五波を越えるものになると発表している。つまり、暗に蔓延の元凶は個々人の気の緩みにありと言っているわけだ。

 予定では緊急事態宣言が終了されるまであと15日ある。順調に減少していけば新規感染者数は3桁の下の方、うまく行けば2桁になっているだろう。

 しかし我々は、自分自身が数字に踊らされることと節制に対する自制心は長続きしないということを学習してきた。国や自治体が打ち出す施策が「増えたら減らす」という対症療法でしかないということも痛いほど経験してきた。
 そのため、コロナの蔓延を減らすには、施策に従う前に個々人が出来る限りの感染予防策を取ることしかないことを知った。

 国や自治体は予防と治療の環境作りを。医療は積極的な治療を。個々人は自制心を保つことを。結局、これしかコロナ対策の王道はないのかもしれない。

 もし今の第五波が順調に収まってくれれば、我々は2年掛かってようやく「コロナを防ぐ特効薬はワクチン接種と自らの自制心」という答えにたどり着いたということになる。たとえ、その自制心が恐怖心や義務感から生まれたものだとしてもである。

 さて、どこまで行けるか。世の中が正常に機能するかどうかは個々人の自制心に掛かっている。

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『白露』‥朝夕の涼しさが際立つようになり、秋らしさが深まる頃。
[0915 - 3903]
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≡≡ 秋空はどこへ ≡≡

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台風襲来
秋雨前線活性化

 夕方から雨になった。
 天気予報によると九州に接近中の台風14号の影響で秋雨前線が刺激され、東京でも週末に掛けて雨が続くらしい。

 秋だから台風も来るだろう。秋雨という名前があるくらいだから雨の日も多いのだろう。しかし、似合うのは晴天である。それも抜けるような青い空に白い雲がサアッと刷かれたような晴天でなければいけない。

 それなのに雨。これでは秋の魅力が半減してしまうじゃないか。

 強烈な光と押しつぶされそうになる暑さが夏の魅力だとすると、秋はカラッとした空気と見上げただけで気持ちが上向きになるような青空が魅力のはず。快適だからこそ夏の間に溜まってしまった疲れも吹き飛ぶというものだ。

 それなのに雨。期待していた秋景色が吹っ飛んでしまうじゃないか。

 せっかくの秋だから楽しませてもらい、癒してもらおうと密かに願っていたのに、これではジメジメとした空気の中で日々を過ごす梅雨時分と同じである。

 二十四節気で白露の時期は「朝夕の涼しさが際立ち、秋らしさが深まる頃」のはず。できるだけ早く秋らしさが戻ってきてほしいものだ。

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『白露』‥朝夕の涼しさが際立つようになり、秋らしさが深まる頃。
[0914 - 3902]
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≡≡ 最年少、最年長 ≡≡

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藤井聡太二冠は、史上最年少で三冠に
パラ自転車杉浦佳子は、史上最年長二冠に

 将棋の藤井聡太二冠が王位戦棋聖戦に続いて叡王戦を制して、史上最年少で三冠を達成した。
 せいぜい5~7手程度の詰将棋くらいしかやったことのない私は戦いそのものの詳細は分からないが、とにかく19歳1カ月で三冠を取ったというのは快挙以外の何者でもない。

 藤井二冠が成し遂げた“史上最年少記録”の一方で“史上最年長記録”を作ったのが、パラリンピックの女子自転車でタイムトライアルとロードレースで金メダルを取った50歳の杉浦佳子選手である。

 私の脳裏には、タイムトライアルで優勝した時に彼女が語った「最年少記録はもう出来ないけれど、最年長記録は作れますよね、また」というコメントが焼き付いている。
 しかも、その4日後に行われた時の「またやっちゃったりして」にはトップを行く者の余裕さえ感じてしまった。

 45歳の時に生死を彷徨うような事故を体験して障害者になった彼女が、世界の最高峰に辿り着くまでにどれだけ苦しいトレーニングを積み重ねてきたのだろう。想像を絶するような試練だったことだけは間違いはないだろう。そうでなければパラリンピックの出場資格に直結する世界選手権で二冠を達成することなど出来なかったはずだ。

 私は彼女のコメントを聞いて、どんなに歳を取っても、頂点を目指す心意気だけは失ってはいけないということに気付かされた。
 たとえ齢を重ね、かろうじて社会の片隅で生き続けていたとしても”最年長記録”に挑戦し続けようとする姿勢こそ溌剌とした生き方の秘訣。リタイヤや余生など考えてはいけないものだと教えられた気がしている。……私も探さねば……。

 そんな人生の指針を教えてくれた彼女には敬意とともに感謝の意を捧げたい。

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『白露』‥朝夕の涼しさが際立つようになり、秋らしさが深まる頃。
[0913 - 3901]
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≡≡ まるで総裁選は党の広報活動 ≡≡

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立候補者の弁が聞けるのはいいけれど

 先週後半から自民党総裁選に立候補した数人の発言がトップニュースになることが多くなった。
 事実上、自民党総裁が次の総理になることが分かっているため、それぞれの候補者のなかにこれからの党運営をどうするかという所信表明をする人は一人もいない。全員が国政についての所信を熱く語っている。

 自民党の総裁選が国の首班選びと認識されるようになってから久しい。国民もこの図式を当たり前のように受け取ってきたし、野党もその状態を認めている。だからこそ所信は無視して、国会開催ばかりを訴えているのだろう。
 とはいえ、この展開のほうが現実的な流れだし、“明日の国政”を予測するためにも今の流れに異論を挟む人はいないだろう。

 少し視点を変えてみよう。

こうやって所信という理想論を聞かされているうちに知らず識らずのうちに自民党の支持率が上がっているのではないだろうか。ここまでくると、自民党だけに与えられた衆議院選挙用の広報活動と捉えてもおかしくないと思うのだが、どうだろう。今のままでは全国民が認めた選挙活動である。
 おそらく野党陣営も、本来総裁選用であるべき所信表明を聞きながら、国政の指針として捉えて総選挙の態勢を整えているはずだ。逆説的に言えば、自ら「今の野党が国政の第一党になることはない。国政の主導権は自民党に任せた」と無言で表明しているに等しいわけだ。

 たしかに今の野党の発言は“反論のための反論”に終止しているキライはある。
しかし、これでいいのだろうか。

 まあ、仕方ないのだろう、今の野党の実力では。

 二大政党の勢力が拮抗しているおかげで国政のバランスが取れているアメリカのようになってこそ民主主義だと思うのだが、いかがだろう。

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『白露』‥朝夕の涼しさが際立つようになり、秋らしさが深まる頃。
[0912 - 3900]
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≡≡ September 11 ≡≡

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信じられない映像
受け入れ難い事実

 20年前の9月11日夜。帰宅した私は何気なくテレビを点けたのだが、そこに映し出されていたのは、見たことのあるような高層ビルの上層階で大火事が起こっている風景だった。というか、そうとしか見えなかったのだ。

 テレビを見続けたが、アナウンサーは「ニューヨークのワールドトレードセンターに旅客機が衝突しました」というコメントを繰り返すばかりで、さっぱり状況が掴めなかったのを覚えている。ブラウン管の片隅に出ていた同時中継のスーパーも信じられなかった。
 最初は映画のワンシーンとしか思えなかったのだが、状況を理解するにつけ小さな声で「はあ?。えっ!」という独り言を聞きながら、「映画か? いや同時中継って出てるぞ。どうなってるんだ」という思考にならない思考を整理しようとするようになっていた。とにかく、目の前で起こっていることの何もかもが信じられなかったのだ。

 しばらくすると、残っていたもう一棟に飛行機が飛び込むシーンが映し出された。ちなみに、現地の特派員にはカメラ位置と放送設備の関係で、見えなかったようで、東京からその事実が伝えられていた。
 その後は、ビルが崩壊する画面やそのガレキが舞い上がるところ、叫びながら道路を北に逃げる人と消防車が南へ走るところなど、信じられない光景を見せつけられた。
……………
 実は、このテロが起こる数年前、私は仕事でここを訪れ、ひと仕事終わってから仕事先の人と一緒にノースタワー106~107階にあるレストラン『Windows on the World』で遅めの昼食を摂っていた。
 プロポーズやお上りさんにうってつけと言われていたゴージャスレストランである。私もお上りさん気分になって、窓際の席から、クライスラービルエンパイアステートビル越しに見えるセントラルパークを眺めながらランチを楽しんだことを覚えている。
……………
 最初に旅客機が飛び込んだのはノースタワーの105階付近だったと伝えられている。

 数年前とはいえ、1階上のレストランで食事をしていた私の脳裏には、レストランでのひとときや一緒に食事をした人たちの顔はもとより、その時の仕事全般の光景までが次々と浮かび上がってきた。
 連絡を取ることも出来ず、事態の推移を見守るばかりで、何も出来ない自分を責めたことを今も覚えている。

 改めて、亡くなられた皆さんには「安らかにお眠りください」という祈りの言葉を捧げたい。そして、緊急事態に尽力したすべてのニューヨーカーには、その勇気ある行動に対して敬意を称したい。神の御加護を。

 アメリカがアルカイダを率いるビン・ラディンを拘束するため、アフガニスタンに宣戦布告したのはテロから1カ月も経っていない時だった。
 ビン・ラディンは拘束され、その場で処刑されたが、その後も暫定政権を倒したタリバンとの戦いは続き、今年の8月30日にアメリカの撤退という形で幕を閉じている。

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『白露』‥朝夕の涼しさが際立つようになり、秋らしさが深まる頃。
[0911 - 3899]
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≡≡ 晴れた! 秋到来 ≡≡

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暑いけれど心地よい秋空が

 朝、何日かぶりに陽の光を感じながら起き、洗濯機を回しながら居付き猫たちと一緒に朝食を摂った。

 暑さは戻ってきたが、秋らしいサラッとした風が吹き抜ける一日。陽射しもいくぶん優しくなったようだ。

 まさに“秋到来”。

 汗だくで過ごした夏に未練がないわけではないが、秋の風情はまた格別。夏の間、脇目も振らず動き回っていた反動か、ゆったりとした気持ちで過ごすことが出来たように思っている。

 しばらくの間は、夏の疲れをメンテナンスすることにしよう。きっと体力が戻れば精神的なストレスからも解放されるはず。私にとって今年の初秋はリフレッシュの季節になりそうだ。

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『白露』‥朝夕の涼しさが際立つようになり、秋らしさが深まる頃。
[0910 - 3898]
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≡≡ 重陽の節句 ≡≡

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ひっそりと祝う節句

 今日、9月9日は『重陽節句(菊の節句)』である。

 節句とは古代中国の陰陽五行説をもとにした季節の節目として今に伝わっている年中行事である。
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・1月7日『人日(じんじつ)の節句〈七草の節句・無病息災〉』。
・3月3日『上巳(じょうし)の節句〈桃の節句・女児の健やかな成長を願う〉』。
・5月5日『端午(たんご)の節句〈菖蒲の節句男児の健やかな成長と立身出世を願う〉』。
・7月7日『七夕(しちせき)の節句〈七夕(たなばた)の節句・豊作と針仕事の上達を願う〉』。
・9月9日『重陽(ちょうよう)の節句〈菊・菊酒を嗜みながら健康長寿を願う〉。女性が雛人形を愛でながら祝う『後(のち)の雛』という風習もある。
‥‥‥‥‥
 そもそも五節句は、正月を特別なものとして、それ以外の奇数月(陽の月)の最初の奇数日、つまり陽の気が重なる日を祝うようになったとされている。ちなみに、陰陽五行説で「9」はもっとも陽の気が強い数字と言われている。

 そんな由緒正しき年中行事なのに重陽節句を祝う人は極めて少ない。七草粥を食べるわけでもなく、雛人形を飾るでもなく、鯉のぼりを上げたり、笹飾りを飾ることもない。せいぜい菊を浮かべた酒を嗜むか、時々見かける菊人形を観るくらいのものだ。
 家族、女児、男児、女性それぞれの健康長寿を願ったり、自然の恵みと労働の尊さに敬意を払ったりするのは当然だろう。しかし、この流れでいけば、重陽節句が歳を重ねた者の健康長寿を願う日になっていたとしてもおかしくないと思うのだが、どうもそうではないらしい。

 いっそのこと「重陽節句はシニアの節句」とするのはどうだろうか。それなりのイベントは考えつきそうだが。

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『白露』‥朝夕の涼しさが際立つようになり、秋らしさが深まる頃。
[0909 - 3897]
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≡≡ 民意さまざま ≡≡

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9月末まで緊急事態宣言延長へ

 政府は「一部の県を除いて、現在出ている緊急事態宣言やまん延防止措置が9月末まで延長する方針」。今日のトップニュースはこの話題に尽きるだろう。

 東京以外の自治体がどういう状態になっているのか分からないが、少なくとも都民には「そりゃそうだろ」、「もう勘弁してくれよ」、「どうぞ御随に。これまでどうり無視します」という民意が渦巻いているのではと考えている。
 ちなみに私は「ああ、そうですか」である。緊急事態宣言が出続けて、それが日常になってしまった身としては、宣言が出ていようが出ていまいが感染予防策に変わりなしというわけだ。

 ところで。

 アルコールOKの飲食店が増加していること。人流が一向に減っていないこと。マスクの使い方がルーズになっている人が増えたこと。これまで避けるべきこととされてきた原則が次々と破られていくなかで、東京の新規感染者数が減り続けているのはどうしてなんだろう。
 コロナ感染なにするものぞという豪傑が減った一方で、感染予防策込みの生活が“身についた”人が増えているからだろうか。それともワクチン接種が進んでいるからだろうか。

 発表はされていないのでなんとも言えないが、専門家の胸の内にはなぜ感染者が減っているのかの明確な答えがあるのだろうか。

 マア、いいだろう。ここ1年半でずっと宣言下でも生きていける忍耐力と鈍感力だけは身につけたつもりだから。

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『白露』‥朝夕の涼しさが際立つようになり、秋らしさが深まる頃。
[0908 - 3896]
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≡≡ 『白露』の候 ≡≡

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朝夕の涼しさに秋を感じる頃

 二十四節気では今日から『白露』の候。朝夕は涼しく、草花には朝露が光り、陽の光は穏やかに。暑さに押しつぶされそうだった夏を懐かしみながら、日中の過ごしやすさに心地よさを感じる頃である。
 江戸時代の『暦便覧』には「陰気やうやく重りて、露にごりて白色となれば也」と記されている。

 古代中国の五行説では「春夏秋冬」を「青春・朱夏・白秋・玄冬」と表した。芽吹きの春は青で、実りの秋は白というわけだ。季節を表す「白」と、初秋の夜明けをを感じさせる「露」。白露には初秋を象徴する二文字が使われている。

 さて、今年の実りの秋はどんな姿で挨拶をしてくれるのだろう。豊作であってくれればいいのだが。

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『白露』‥朝夕の涼しさが際立つようになり、秋らしさが深まる頃。
[0907 - 3895]
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≡≡ オヤジの独り言 ≡≡

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新規感染者減少中
総裁選駆け引き続く

 今日、東京の新規感染者は968人。重症者数は微減だが、そうはいっても、ほぼ2カ月ぶりに3桁の数字で収まった。しかし、ワクチン接種が停滞していることや学校が再開したことによる増加が予想されるので楽観視することは出来ないという。ちなみに、なぜ新規感染者が減ってきたのかは分析出来ていない。

 さすがにこれだけ長くコロナと付き合ってくると誰もがそれなりに知恵をつけるもの。今の状態で蔓延が収まってきたと感じている人は、よほどの楽観主義者ではないだろうか。逆に不安と緊張が増しているのではないだろうか。

 ところで。

 自民総裁選は立候補予定者は出揃ったものの駆け引きが続き、いまだに立候補が確定しているのは岸田氏だけという混沌状態から抜け出せていない。金曜日の夜個人的に予想していた展開もあっけなく崩れ去ってしまったようだ。

 恒例の派閥対派閥という戦い方にヒビが入り“団体戦から個人戦”に様変わりしてきたように見えるのが今回の総裁選のように思えるのだがどうだろう。もしそうなら、旧体制の終焉が近づいてきているのかもしれない。いわば、大政奉還のない幕藩体制の崩壊である。
 もし体制が変わるなら、厚労省の体質改善と医師会の暴走抑止にも着手してほしいのだが。無理だろうな。

 と、今日は“視線定まらず”で終わってしまいそうだ。マッ、こんな日だってあるさ。どうせ成り行き任せで生きているオヤジなんだから。

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処暑』の候‥暑さの勢いが収まり秋の気配を感じ始める頃。
[0906 - 3894]
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≡≡ パラリンピック閉会 ≡≡

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驚きと尊敬と自戒
パラリンピアンはみんなが勝者で勇者

 パラリンピックが終わった。初めて知った競技や、細かく分類されたクラス分けなど興味と混乱の中で応援しはじめた大会で、最初は「どうしてこんなことができるんだろう」とか「どれだけトレーニングをしてきたんだろう」というような素直な驚きをもちながら観戦していた。
 しかし観ているうちに、それぞれのアスリートが、ここに至るまでどれだけの努力と工夫を払ってきたのかを想像することのほうに興味が変わっていった。

 有形無形を問わず受けてきた偏見や差別を跳ね返しながら、失われた機能に変わるものを見つけ鍛えてきたアスリートたちの努力と工夫と熱意は、可能性の追求と人間がもつ無限の適応力を示しているように思えてならない。

 オリンピックとパラリンピック、それぞれに出場したアスリートたちの決定的な違いは競技が終わった時の笑顔にあったのではないだろうか。
 メダル獲得が主な目的になっているオリンピアンにとって戦い終わった時の笑顔はメダリストのためというのがほとんどだろう。
 それに対してパラリンピアンの笑顔は、メダル獲得以外に、機能を補いながら研鑽を積み重ねてきた結果を示すことが出来たという喜びから出たものではと感じている。

 パラリンピアンはスポンサーも限られ、報奨金も形ばかりである。練習環境も充分とは言えない。それでもトレーニングを続け、パラリンピックに出場するのは、自らの切磋琢磨の軌跡こそ与えられた人生そのものだからではないだろうか。

 観戦しているうちに「彼らはみんなが勝者であり勇者なんだ」と思うようになっていた私は、彼らに対して尊敬の念を抱くようになっていた。
 成り行き任せに生きているだけでは人生を全うしたことにはならない。今では、常に自らを叱咤激励、切磋琢磨する姿勢を忘れないことこそ人生ではと思うようになっている。

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処暑』の候‥暑さの勢いが収まり秋の気配を感じ始める頃。
[0905 - 3893]
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≡≡ 賑やかですなあ ≡≡

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頂点を目指す人。
就活を成功させたい人

 菅総理が総裁選には出馬しないと意思表示した途端、蜂の巣をつついたような騒ぎになって以来1日半。一夜明けてみれば日本中が大騒ぎになっていた。
 市井の人間からはほとんどがコロナ対策の不備を攻め立てるもので、功績の「こ」の字も出てこない。たしかにそうだろう。いくら誰にも正しくコントロール出来ない未知の脅威と対峙しているからといって、あれだけ具体的な説明なしでお願いばかり連呼していれば誰でも背を向けてしまう。
 そうなると、どんなに優れた実績があってもすべて帳消しになるもの。評価が変わるのは歩み始めたばかりの政策が歴史の1ページに記されるようになってからだろう。

 それはそれとして。

 総裁選に出馬しようと決意した人も出揃ったようだ。
 事実上、次期総理という政治の頂点が約束されている自民党総裁を目指そうとするだけに、きっとこの土日は政策構想を練ったり、支持固めに奔走したりと大忙しだろう。
 まあ、政策は綺麗事を並べた机上の空論がほとんどだろうけれど、それはそれでよしとしておこう。

 それよりも、誰を支持するか、誰が総理になるかにいちばん神経質になっているのは一般議員ではないだろうか。
 彼らは次期総選挙の結果次第で現在の収入と名声が大きく変わってしまうという危機感が強い。ただでさえ自民党の衰退が確実視されている現在、総裁選の行方は自分が生き残れるかどうかのバロメーター。勝ち組に付けば自分の就活が優位に働くとなれば当然だろう。

 彼らの週末から来週いっぱいの動向にも注意しておいたほうがよさそうだ。

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処暑』の候‥暑さの勢いが収まり秋の気配を感じ始める頃。
[0904 - 3892]
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≡≡ 想像もしなかった展開 ≡≡

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菅総理総裁選不出馬

 本日11時55分。菅総理自民党臨時委員会で総裁選には出馬しないと表明した。

 政治の世界は一寸先は闇と言われているが、これほど衝撃的な表明は極めて稀なのではないだろうか。
 昨日まで総裁選の前に人事刷新を行うと発言して大混乱を起こしたかと思うと、一夜明けると不出馬だなんて、誰が予想しただろう。
 「総裁選よりコロナ対応に専念したい」というのが表向きの理由のようだが、報道では、コロナ対応の不備によって党内に「菅離れ」が急加速したためとしている。おそらく、それ以外にも隠された要因もあるに違いない。
 平たく言えば「あっちでゴッツン、こっちでバッタン、足元でグチャッ」という四面楚歌の状態に追い込まれてしまったのだろう。

 おかげで自民党内は一瞬にして蜂の巣をつついたような状態になったようだ。これまで総裁選への出馬をためらっていた何人かも一気に声を上げ始めている。報道陣も含めて、この土日は大騒ぎになるだろう。


 1年前、安倍前総理が持病の悪化によって辞任したあとを継いだ菅政権はコロナ対応で振り回されてきた。その“コロナの渦”の中、たった1年で「SGDsの取り組み本格化」「カーボンニュートラルの推進」「紙からデジタルを実現させるためのデジタル庁の発足」「規制緩和改革」など時代の変化に適応した施策を実現させてきた。
 賛否両論が渦巻き、民意と乖離を起こしてしまったのは“大人の理由”で開催したTOKYO2020くらいだろう。

 「優れた実務家が優れたリーダーとは限らない」という法則に従えば、菅総理はマネージメント力は卓越しているが、リーダーに必要不可欠なコミュニケーション力やアピール力、前のめりに感じるほどの熱意、そして誰をも惹きつける包容力に欠けていたということになるのかもしれない。


 ……さて、岸田さんと石破さん、どちらが次期総理になるのか。答えは見えているような気もするが、一応、注目していよう。

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処暑』の候‥暑さの勢いが収まり秋の気配を感じ始める頃。
[0903 - 3891]
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