∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

≡≡ 猫密度高止まり中 ≡≡

雨が続くとこうなる

膝の上に1匹、モニター前に1匹、プリンタの上に1匹。コンピュータデスクの下に1匹。今、私の周囲50センチ以内に猫が4匹いる。私が同居している猫たち全員がまどろんでいるわけだ。もう1時間ほど居座っているが、動こうとする気配はない。おかげで足は痺れているし、モニターの下部も見えない。
 夕食の後、しばらくはベッドの上で寝ていたのに、いつの間にか集まってきて、就寝前の憩いの時間をここで過ごすと決めたようだ。

 極寒の時期は掛け布団の中がお気に入り。雨の季節は掛け布団の上かタンスの上。それがお約束のはずなのに、雨が降っているからだろう、今日は私のそばが居心地良しと見極めたようだ。ひょっとすると、偵察に出掛けてもご近所の友だちもそれぞれの住処に籠もっているだろうし、不審猫もいないと踏んだのかもしれない。

 もう少し時間が経てば4匹のうち2匹がキーボードの前か上で「夜食がほしい」と言い出して、ほかの2匹がそれを見守るという“動”の時間がやってくるはずだが、それまでは猫密度の高い時間が続くことだろう。

 だが、私はそこまで待つ気はない。猫越しにモニターを確認しながらでもブログを書き終えて寝ることにする。そうすれば、1匹は両足の間、もう1匹は右脇の下、あとの2匹はプリンタの上と食器棚の上という“いつもの就寝体制”に戻れる…と思う、いや、そうあってほしい。

 サッ、みんな。夜食を食べて、寝ようぜ。

 ということで、皆さん。明日が素晴らしい一日になりますように。おやすみなさい。
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[season12/0607/24:30]
芒種』‥古くは田植えが始まる頃。梅雨空の下で紫陽花や花菖蒲が咲く
初候‥螳螂生(かまきりしょうず):かまきりが生まれる頃
photograph:hydrangea, kasuga, bunkyo city
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≡≡ 『芒種』の時季 ≡≡

梅雨空の下
紫陽花や花菖蒲が咲き誇る時季

 二十四節気の『芒種』に入った。今では季節感が曖昧な節気と受け取られることが多くなってしまったが、古くは「芒(のぎ)」と呼ばれるトゲのある籾を持つ穀類、つまり稲の種を地植えで蒔くのに適した時季ということだったわけだ。江戸時代の暦便覧では「芒ある穀類、稼種する時なり」と記されている。

 今日、関東甲信越地方は梅雨入りした。芒種らしいといえば芒種らしいスタートだ。本降りの雨と季節外れの肌寒い気温には戸惑ったが、これから1カ月半ほどの付き合いを予言するような“雨の洗礼”だったのかもしれない。
 とはいっても、紫陽花や花菖蒲は今を盛りと咲き誇っている。うっとうしい気分を花で和らげられればいいのだが。ちなみに、英語で紫陽花はHydrangeaと言う。「Hydro:水」と「angea:器(ラテン語)」が組み合わさった単語と言われている。どうも洋の東西を問わず紫陽花は“水”と繋がりが深いようだ。

 ところで今日、6月6日は「稽古始」でもある。室町時代に能を大成させた世阿弥が著した『風姿花伝花伝書)』のなかに記されている「芸能の初稽古は7歳(数え)から」という教えを今に伝える歌舞伎や能の世界で、満6歳の6月6日を稽古始めとしていることから広まった伝統だ。

「田植え」と「稽古始め」。一見すると何の関係もなさそうだが、どちらも“実りの時を目指して歩み始める節目”といえるもの。いわば、芒種は実りある将来に向かってスタートを切る時季と言っても差し支えない。

 さて、梅雨空の下でどんなスタートが切れるか。芒種の時季の楽しみが見つかったようだ。
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[season12/0606/24:40]
芒種』‥古くは田植えが始まる頃。梅雨空の下で紫陽花や花菖蒲が咲く
初候‥螳螂生(かまきりしょうず):かまきりが生まれる頃
photograph:hydrangea, kasuga, bunkyo city
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≡≡ 本日体調悪し ≡≡

軽い頭痛と倦怠感の理由

 朝から身体がダルくて、何をやるにしても「ヨシやるぞ」と気合いを入れないといけない一日でした。夕方からは軽い頭痛まで感じるようになっています。

 いつも通りの生活を続けてきて、これといった疲労もなかったので、きっと、ほかに理由があるのではと自己診断してみると「雨が近いこと」が原因じゃないだろうかと思うようになりました。
 左膝下の神経痛や左肩の五十肩の痛みなど天候が急変する時におかしなことになる部分が揃って悲鳴を上げ始めたのが今朝。その後体調が悪くなり、ついには頭痛までと、気圧の変化に身体が戸惑っていると考えるしか理由が見当たらないんです。

 医師に診てもらったわけでもなく、自分で思いこんでいるだけかもしれないので用心はしますが、すべては明日の朝の調子次第です。

 こんな状態なので今夜は(少しだけ)早寝することにします。

 明日が素晴らしい一日になりますように。おやすみなさい。
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[season12/0605/24:40]
小満』‥草木が伸びはじめる頃。夏めいていく中に梅雨の予感。
photograph:souji-ji, tsurumi, city of yokohama
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≡≡ 『太平洋ひとりぼっち』 ≡≡

60年掛けた
太平洋単独無寄港往復

 1962年5月12日、西宮の係留地からサンフランシスコに向け船出した全長19フィートの『マーメイド号』が8月12日にアメリカ・サンフランシスコに到着した。
 日本政府からパスポートの発給を拒まれたため、密出国を選んだたったひとりの船旅である。
 船体は合板製。位置確認は六分儀と羅針盤。天候判断は目視と体感。通信機器なし。電力なし。船内の明かりは灯油ランプ。当時としては標準的な装備だったが、ヨットの大きさは外洋航海を乗り切るには貧弱なものだった。

 そして、今年3月26日にサンフランシスコを出発した『サントリーマーメイドⅢ世号』が6月4日未明にゴールと定めていた紀伊半島沖を通過し、単独無寄港の太平洋横断が達成された。69日間の往路航海である。パスポートコントロールは、前航海の成功が国を動かし変更された出入国規定によるものだった。
 船体はアルミ製。位置確認はGPS。天候判断はインターネット。通信機器はアマチュア無線と衛星電話。電力は太陽光発電で供給。船内照明はLED。全長は60年前とほぼ同じだが、装備は最新鋭。不測の事態が起こっても、近くを航行中の船が救助に向かえる体制が取られていた。

 日本を代表するヨットマンの堀江謙一氏(83歳)が60年掛けて、とうとう太平洋単独無寄港〈往復〉を達成させた。とてつもない偉業達成である。

 子供の頃、船に特別な関心のあった私は、最初の航海が成功したときの報道を知って「ふーん、こういう人もいるんだ」と感じたことをうろ覚えながらに覚えている。もっとも、小型ヨットで太平洋を単独無寄港航海しようという一見無鉄砲な勇気を理解したのは、大人になってから読んだ『太平洋ひとりぼっち堀江謙一著 文芸春秋新社/現・文藝春秋刊 その後、角川文庫として再販されたのちに舵社から新装版が再刊)』だったが。

 1962年に太平洋を無寄港で横断したあと、氏は太平洋を横断したり縦断したりと10回も超長距離の航海を成功させている。それもソーラーボートや双胴船など、その時々で実験的な航海に挑み、成功させてきた。

 そんな氏の流儀を私は、憧れと敬意を込めて「このオッサン、ヨット乗りの中でも変人中の変人だ」と思うようになっていたが、2000年代に入ってからは「また出たんだ。でも、きっと成功する」と信じるようになっていた。
 高速さを競う超大型コンテナ船で航海するのとは次元が違う“太平洋の真の怖さ”を氏は熟知しているのだろう。はっきり言って「とてつもない人」である。

 堀江謙一さん、どんな表現でも表現し切れないほどの偉業達成、おめでとうございます。これからも太平洋の冒険者としてご活躍なさいますように。
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[season12/0604/25:30]
小満』‥草木が伸びはじめる頃。夏めいていく中に梅雨の予感。
photograph:souji-ji, tsurumi, city of yokohama
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≡≡ 雹被害 ≡≡

新たな風物詩誕生か

 ここ2日間、北関東や東京23区の一部や多摩地区などで雹(ひょう)による被害が続いている。明日も北関東ではその恐れがあるという。

 何度も雷が鳴り響いたと思ったら、大粒の雨が降り始め、あっという間に氷の“玉”が降り出す。ほとんどが数10分で収まり、天気は急激に回復する。
 気象学的な難しい条件設定はともかくとして、我々のような巷の人間にとっては、これこそ雹の特徴と考えていれば間違いはないだろう。
 我が家のある東京下町は雷と大粒の雨で治まったが、それでも、黒い雲が垂れ込めて気温が下がり始めた時には身構えてしまった。
 もちろん、屋外で過ごしていた猫たちも急いで避難してきた。

 10数年前、真夏の夕方に突然豪雨が降り始めるようになった。ゲリラ豪雨だ。(※気象用語としては「突発的で予測困難な局地的大雨」というらしいが、これだけ浸透すると使わない理由はひとつもない)。
 そしてもうひとつ。初夏から真夏にかけて増えているのが竜巻だ。アメリカ南部で暴れまわっているものと比べると、小粒だが、それでも甚大な被害を与えていることはご存知のとおりだ。

 この10数年で「ゲリラ豪雨」と「竜巻」は逃げようのない自然の脅威として認知されるようになったが、おそらく雹も仲間入りすることになるのだろう。どれをとっても自然との共生を否定するものばかりで、春がすみ、春雨、夕立、入道雲、天高し、冬銀河といった“のどかな気象現象”とは縁遠い。

 これも地球温暖化の影響なのだろうか。新たに風物詩の仲間入りをするのは厳しすぎる自然現象ばかりのような気がする。
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[season12/0603/24:45]
小満』‥草木が伸びはじめる頃。夏めいていく中に梅雨の予感。
photograph:souji-ji, tsurumi, city of yokohama
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≡≡ この商店街、変わるゾ! ≡≡

特性を生かした都市再生真っ只中の
巣鴨地蔵通り商店街

 ほぼ一年ぶりに巣鴨まで出掛け、野暮用を終わらせた後『おばあちゃんの原宿』として一世を風靡した巣鴨地蔵通りまで足を伸ばしてみた。
 「たまにはとげぬき地蔵にお参りしていくか」程度の軽い気持ちだったが、途中から「この街、変わったな」と感じ始めた。

 以前、この商店街は〈年齢:70歳以上、性別:女性、感性:古風、目標:体力と健康の維持〉の人たちを顧客対象にしていた。
 残念ながら2年ほど前に閉店してしまった『すがも園』を代表格とする、盛りの良さと手頃な値段で人気を呼んでいた甘味と定食両方を扱う店舗。にんにくや昆布、はちみつ、のど飴、豆類などの健康食材を使った商品だけを集めた店舗。胆力を増す下着として信じられている赤パンツで有名な『マルジ』。スソにゴムが入ったモンペスタイルのズボンを最大の売れ筋にした店舗。従業員は全員60歳以上という煎餅屋……。
 とにかく、行っても行っても「在所はどちら」と聞きたくなるような“おばあちゃん好みの店舗”ばかりが並んでいた。もちろん、どの店舗も昭和中期に建てられたもので、オシャレとはほど遠いものばかりだった。

 ところが、今日行ってみると。店舗のリニューアルはもとより、新しい切り口と感覚を引っさげてデビューした店舗まで、すっかり様変わりしようとしていた。まだ営業している『赤パンツのマルジ』も新店舗建設のために一時閉店しようとしていたのだ。

 商業地は、ある程度新店舗が増えると街の印象はガラッと変わるという理論を聞いたことがあるが、この街はまさにそれを地で行っているようだ。

 リニューアル中の店舗も目立つし、これから建て替えようとしている店舗もいくつかある。道路舗装も全面的に変えようとしているようにも見える。
 街の風景に負けず劣らず、商材も今の“おばちゃん”に受け入れてもらえそうなものに変化しているようだ。

 今、巣鴨地蔵通り商店街は「今の高齢者を対象にして若返ろうとしている」。さすが時代時代で高齢者が何を求めているかを模索し続けてきた商店街である。この“街の特性を生かした都市再生”がどんな姿になるのか、一年後が楽しみになってきた。
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[season12/0602/25:15]
小満』‥草木が伸びはじめる頃。夏めいていく中に梅雨の予感。
photograph:souji-ji, tsurumi, city of yokohama
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≡≡ ロックダウン解除 ≡≡

上海市の皆さん
おめでとうございます

 今日、ようやく中国・上海市のロックダウンが解除された。

 ゼロコロナ政策を完遂するため、新型コロナウイルス新規感染者がゼロになるまでは自宅から出てはならないとされてから60日。ニュースではようやく外出できるようになった上海の光景が続々と伝えられている。

 上海でロックダウンが始まって以来、私は「これは無理があるだろう。ここまで生活感の伴わない政策は必ず市民の反発を買う」と思っていた。おそらく、日本中、いや、世界中の人々が同様に感じていたはずだ。

 当初5日間だったものが、あっというまに60日間。なかには80日間以上自宅に閉じ込められた人もいるようだ。自宅ならまだいい。突然の封鎖で60日間仕事場に居続けたという人もいるようだ。

 いくら中国が「一党独裁、政府決定は絶対」だとしても、さすがに60日間の拘束はきつすぎる。世界史の中でも稀に見る“犯罪行為を伴わない自宅拘束”である。
 トラブルや混乱も多かったようだし、重大な世界的経済の停滞も起こしてしまったが、まずはこの状況に耐え続けた市民の皆さんには「よくぞ辛抱された」と「おつかれさま」と「おめでとうございます」をまとめてお伝えしたい。
 解除とはいっても、直近のPCR検査による陰性証明がないとスーパーにもコンビニにも入れないし、地下鉄やバスも利用できないという拘束は残っているようだが、それでも“自由に外出できる”ようになっただけでも大きな前進。お祝い騒ぎになるのもうなずける。
 ここまで来ると残る心配はただひとつ。新規感染者が出ないことである。命令一下即行動の中国なら「出れば拘束」間違いなしである。その時、上海市民の皆さんがどんな反応を起こすのか、失礼ながら注視させていただこう。

……、何から何まで「お願い」と「要請」で済ませ、何をやっても、もどかしいくらい時間の掛かる日本で暮らしていてよかった……、のかもしれない。
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[season12/0601/25:00]
小満』‥草木が伸びはじめる頃。夏めいていく中に梅雨の予感。
photograph:souji-ji, tsurumi, city of yokohama
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≡≡ 麦秋至(むぎのときいたる) ≡≡

麦の収穫を無にする
ウクライナ侵攻

 澄み切った青空の下で、小麦色の波がさざ波のように広がっていく。梅雨入りを目前に控えた頃、前年の初冬に作付けされた麦が収穫の時を迎える。

 今日からの5日間は七十二候では『麦秋至(むぎのときいたる)』。「麦が熟し麦秋となる」と言われる二十四節気の『小満』の末候である。俳句では夏の季語とされている麦秋(ばくしゅう)は、文字通り麦が収穫期を迎えるという意味以外に、初夏から真夏へと移ろっていくサマを表す場合にも使われている。

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 麦の収穫期は世界中どこでも同様。世界的な小麦の生産地であるウクライナもそのひとつである。だが、今年は彼の地での収穫も積み出しも期待することは出来ないだろう。

 ロシアからの攻撃を恐れながらの収穫はもちろんのこと、地雷が埋まっているかもしれない麦畑の収穫など不可能に近い。しかも、これまで収穫されたものが集積されている国会沿岸の港はロシアによる海上封鎖が続いている。
 世界中に供給されてきた食料資源が危機に瀕するということは、世界中が「収穫物はあるのに“飢饉”に陥ってしまった」ことを示す。この次に起こる状況は飢えであり、貧困であり、死である。

 ロシアによるウクライナ侵攻は、穏やかに暮らしていた人々からすべての資源をことごとく奪い去った。コロナ禍で被った資源欠乏とは比較にならないほどの打撃を世界中に与えているといっても過言ではないだろう。

 東欧で起こった戦争が世界を大混乱に陥らせてしまった。戦況が長期化すればするほど飢饉は確実に進んでいく。
 そんな今、我々は「値上げ」が「恐慌」にならないように願うしかないのだろうか。そんなことはないはずだ。
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[season12/0531/25:00]
麦秋』‥麦が収穫を迎える時季。青空の青と麦の黄金色が初夏を彩る
photograph:souji-ji, tsurumi, city of yokohama
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≡≡ 国民皆歯科健診 ≡≡

勘弁してくれ!
『国民皆歯科健診』

 参議院選挙を前にして、なんとも強引極まりない骨太の方針自民党から提出されました。現在、高校生まで義務化されている歯科検診を全国民に適用しようというものです。

 口腔の健康増進は健康寿命の延伸に繋がり、それによって医療費が削減されると国民皆健康保険制度の維持につながるというもっともらしい三段論法で組み立てられた方針のようにみえますが、私はこの方針に大きな疑問を感じています。

 新型コロナウイルスの感染予防に効果のあるマスク着用やコロナワクチン接種でさえ「義務」ではなく「お願い」レベルだというのに、なぜ歯科検診だけは義務化しなければいけないのでしょう。
 たとえ「罰則を伴わない義務」として立法化されるとしても、個々人が受け取ることになる行政からの通知文書は、それなりに精神的なプレッシャーを感じさせるものになるのは確実です。

 今年7月に行われるであろう参議院選挙で比例区からの立候補がほぼ確実な方への強力な応援だとは容易に想像できます。

 しかしそれ以外に、ワクチン接種も含めたコロナ禍の医療対策として、医師や看護師にそれ相当の配慮をしてきたので次は日本歯科医師会の番だ。こんな深読みだって出来ると思うのは考え過ぎでしょうか。
 日本歯科医師会にせよ、行政の諸機関にせよ、現在の「歯科検診のお知らせ」程度では検診数が増えないという事実をどう捉えられているのでしょう。なぜ検診数が増えないのかの検証はされているのでしょうか。
 現在「80歳になっても20本の残歯」という8020運動が広げられていますが、歯周病歯槽膿漏の危険性について充分に情報発信されているのでしょうか。
 一部の歯科医院の間で「1本ずつ治せば長期間に渡って治療費が入る」という算術が囁かれていることはご存知なんでしょうか。

 そしてなによりも、私のように「頭が割れそうなほど切羽詰まった激痛を感じるまでは歯医者に行かない。ヒューン、キューンと唸りを上げるドリルを口の中に突っ込むなんて勘弁してくれ」と考えている人間がいるという厳然たる事実にどう対処されるのでしょう。

 拙速な立法化には論旨の矛盾と表面化しない反対論が付きものです。実現するかどうかは票次第という選挙公約程度に留めておくのが妥当と考えますが、いかがでしょう。
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[season12/0530/25:40]
小満』‥草木が伸びはじめる頃。夏めいていく中に梅雨の予感。
photograph:souji-ji, tsurumi, city of yokohama
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≡≡ 今年はじめての真夏日 ≡≡

さすがに今日は暑かった。
今のうちに“暑さ慣れ”を。

 今日、東京は今年始めての真夏日になりました。湿度が低かったせいか、サラッとした暑さとでも言えばいいような好天。絶好の梅雨入り前の暑さトレーニングになったような気になっています。

 とうとう、私が大好きな、暑い夏が戻ってきました。

 とはいっても、真夏のような身体にまとわりついてくる暑さではなかったので、体力の消耗も少なく、意外と心地よく過ごせたように感じています。やはりジメジメした梅雨を越えてからはじまるジットリと暑い毎日こそ“ニッポンの夏”と思っていたほうがよさそうです。

 水分補強を欠かさず、食事の時は塩分補給を忘れず、そして外出から帰ればシャワーを浴びて身体の火照りを取る。去年まで実践していた暑さ対策を少しずつ思い出しながら真夏の訪れを待つことにします。夏が好きとはいっても、それは気持ちの問題。身体はジットリとした暑さと戦うことになりますからね。

 ちなみに我が家の居付き猫たちは風通しの良い日陰を探して寝ていたようです。食餌の時だけ帰ってきて、また出ていきました。さすが“快適な場所探しの達人だけのことはあります。

 天気予報によると、しばらくはこの暑さが続くとのこと。今のうちにせいぜい“暑さ慣れ”に励むことにします。
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[season12/0529/24:50]
小満』‥草木が伸びはじめる頃。夏めいていく中に梅雨の予感。
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≡≡ 楽しいニュース募集中 ≡≡

昨今、暗い話題が多すぎる

 ウクライナ、北海道知床、山口県阿武町、そしてコロナ禍。今の日本は暗い話題ばかりが蔓延している。かろうじて夢のあるニュースというとスポーツニュースくらい。それも苦労して盛り上げている話題が多いようだ。

 たとえば。

 ウクライナ問題は、あまりにも混沌としすぎたためだろうか明らかに報道量が減ってしまった。今や同じ論点を繰り返し解説する手法ばかりが目立つようになってしまった。
 呆れるほど業務内容を軽視した結果、逃げようにも逃げられなくなった知床のカズワン事件については、報道管制が厳しくて取材そのものが停滞しているのだろうか、船体の輸送ばかりに時間を割いている。
 誤送金した方もされた方も自己主張が強くて聞いているほうが情けなくなる山口県阿武町の事件は、事実を掘り下げるという名目のもと、私刑に近い報道しか聞こえてこない。
 そしてコロナ禍は、緩やかな減少傾向にあるだけなのに「これで何日間前週同曜日と比較して減り続けている」と視点を変えて伝えられることが多い。

 暗いうえに、受け止める側が憂鬱になったり、消化不良を起こしそうになったり、ウンザリしたりするような報道にはもう飽き飽きした。
 その性格上、報道されるような事象には明るい出来事や楽しい話題は少ないものだと分かってはいるが、そろそろ“長尺が稼げる明るい話題”が出現してほしいものだ。

 次にどんな話題が出てくるか、楽しみにしていよう。
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[season12/0528/25:00]
小満』‥草木が伸びはじめる頃。夏めいていく中に梅雨の予感。
photograph:souji-ji, tsurumi, city of yokohama
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≡≡ これも時の流れ、か ≡≡

サラリーマン川柳』改め、
『サラっと一句!わたしの川柳コンクール』

 1月に優秀100句が発表されていた『サラ川』のベスト10が決定した。今年の第一位は『8時だよ!!~昔は集合~今閉店(山のパン屋)』だった。
 年末の『今年の漢字』と同様に、いまや国民行事のひとつになった感の強いコンクールだが、今年は昨年に引き続き、コロナ禍関連のものが多かったようだ。

 そんなコンクールの名称が来年から変わるという。「サラリーマン」という言葉から連想される男性中心の印象を払拭し、性別や職業の壁を越えたものにすると主催者はコメントを出している。

 来年度からの新名称は『サラっと一句!わたしの川柳コンクール』というものになるらしい。
 もともと使われていた「サラリーマン川柳」を「みんなのサラ(リーマン)川 プロジェクト」に変更したくらいでは充分ではなかったのだろう。
 ジェンダーレスやSDGsなどの時代性を取り込んだ上で変更するのには一筋縄ではいかない苦労があったはずだ。

 なにしろ「サラ川」として浸透している名称を変更するのだ。誰が考えても「サラ」と「川」は絶対に外せない。サウンドとしても「サ・ラ・セ・ン」だけは残さないことには“洒落にならない”。きっと「そんな制約、ものともせず」の心意気で考えられたのだろう。

 これまで、挑戦してみたいと思いながらも一句も応募できなかった私だが、来年こそは「サラ川」に応募できるよう、今から密かにトレーニングするのも一興かもしれない。
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[season12/0527/25:30]
小満』‥草木が伸びはじめる頃。夏めいていく中に梅雨の予感。
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≡≡ 被害想定見直し ≡≡

どこかしら違和感が残る

 東京都が首都直下型地震による被害想定を10年ぶりに見直したが、私は今回の発表を聞いて違和感を感じている。

 前回は「M7.3の首都直下型地震」「M8.2の海溝型地震」「M7.4の立川活断層地震」という3つの想定でシミュレーションされていたが、今回は「M7.3の都心南部」だけに変更された。なぜだろう? これでは学術的な意味での比較は不可能ではないか。
 それとも、もっとも被害が大きくなると予想されるケースに絞ったほうが都民に理解されやすいということだろうか。

 たった11年前に東日本沿岸全域が-強弱はあるものの-未曾有の津波に襲われたというのに、津波に襲われることが確実な海溝型地震についてシミュレーションしないのはなぜだろう。もし海溝型地震によって津波が発生したら確実に遡上が予想される多摩川隅田川、荒川という1級河川とその支流をリスクの対象外にしていいのだろうか。

 立川活断層の存在が確認されている立川の昭和記念公園近くには内閣府災害対策本部予備施設が設けられている。この施設には全長1000メートルクラスの滑走路を備えた陸上自衛隊立川駐屯地や、多摩地域では最大級の災害救急センターが隣接している。こんな多摩地区最大の災害対策拠点で地震が起こることは想定しなくてもいいのだろうか。余談だが、車で30分も走れば米軍の横田ベースに到着する。

 今回の見直しでは、時系列で被害を予想する「災害シナリオ」が採用されている。だが、阪神淡路大震災東日本大震災、あるいは熊本地震などで経験してきた大規模災害の現実をコンパクトにまとめただけとしか思えないのはどうしてだろう。それなのに、救急医療に関しては検証結果をもとにしたシミュレーションがないのはなぜなんだろうか。

 今回の発表に関して小池都知事は、記者会見の前段で「この10年間、都は防災対策に注力してきた。その結果、耐震化が進み、全壊家屋、火災による被害などすべてが大幅に減少した」と都が取り組んできたことの成果を強調し、そのあとで「被害想定の結果を踏まえ、都の総力を挙げて防災に取り組む」と表明した。
 今回のような想定集が出された場合に後段にあるような決意表明が出されるのは“行政の常”である。いわば型通りの発表である。
 それに対して、前段の成果発表には行政の取り組みだけが取り上げられ、都民それぞれの努力や危機感は反映されていない。都民は“言われるがまま”で過ごしてきたとでもいうのだろうか。

 地震に対する危機感で自宅を建て替え、火災の延焼予防や緊急車両が通過できるように道路の拡幅(所有敷地の後退)に応じてきたのは都民である。都の助成金政策に応えようとしてきたわけではない。
 また、電気やガスの設備を交換しているのはそれぞれの企業である。高速道路や鉄道の耐震化も企業努力の賜物である。都が全額負担してきたのは上下水道だけのように思われるが、そうではないのだろうか。

 この10年、いや、27年間“地震に強くなる”努力を続けてきたのは都だけではない。民間の努力や決断がなければ達成できなかったはずだ。

 都民としては、今日の記者会見を「研究発表は分かった。あとはこれまで以上の地震対策をしていきましょう」と受け取ればいいのだろうか。そして、成果発表的なコメントの部分は「それはよかった」とだけ捉えておけばいいのだろうか。
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[season12/0526/25:30]
小満』‥草木が伸びはじめる頃。夏めいていく中に梅雨の予感。
photograph:souji-ji, tsurumi,city of yokohama
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≡≡ 本日臨時休業 ≡≡

諸般の事情が重なって
夕方以降思考停止に

 なんとも悔しくて、お恥ずかしい限りですが、本日は“頭の中がカラッポ”になっているため駄文ひとつ書けません。
 正確に言うと「話題にしたいことはあるけれど“まとまらない”か“今はまだ書きたくない”ことと触れたくないこと、それぞれがいくつかずつある」ということになるかも。
 しかも、午後遅くにあった打ち合わせで、もとから乏しい頭脳労働力を使い果たしてしまったため“充実感はあるけれど、オツムはガス欠”になってしまったという情けない理由も、ないわけではありません。

 ひと晩寝て、オツムのガソリン補給をしてきます。そうすれば、世の中にはびこっているヘンテコな事件や事故のことだって自分なりに整理できるようになるかもしれません。

 ということで。明日が素晴らしい一日になりますように。おやすみなさい。
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[season12/0525/25:00]
小満』‥草木が伸びはじめる頃。夏めいていく中に梅雨の予感。
photograph:souji-ji, tsurumi,city of yokohama
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≡≡ やっと冬を脱出 ≡≡

冬物のコートとセーターを
クリーニングに出して
ようやく冬が終わりました

 初夏の暑さが心地よかった今日、私はなんと、冬物のコートやセーターをどっさりとクリーニングに出しました。遅すぎると笑ってやってください。自分でも「何やってるんだ」と感じていますから。

 たしかゴールデンウィーク前だったと思います。出そうとしていた時に寒さが戻ってきて「薄手のコートだけは残しておこうか、いやそれなら全部まとめて出そう」と考えたのが間違いでした。出したつもりになって、そのまま忘れてしまったんです。まさに「なんだかなあ~~」の世界です。

 マッ、なにはともあれ、これで私の冬は終わりました。梅雨でも、猛暑でも、台風でもなんでも来いという気分です。

 だめですねえ、その都度その都度、やるべきことはやっておかないと。いつまでも軌跡を引きずっているような気持ちになるうえに、チャンスが自分を避けて通り過ぎていくような感じがしてしまいます。
「ひょっとすると、こんな“気付いていない悪癖”がまだあるのかもしれない。出すなら今だぞ」。今、私は自分にう問いかけています。
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[season12/0524/24:10]
小満』‥草木が伸びはじめる頃。夏めいていく中に梅雨の予感。
photograph:souji-ji, tsurumi,city of yokohama
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