∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

≡≡ 腰が痒くなる時期 ≡≡

もう来たのか、冬の風物詩

 とうとう今年も、腰の辺りが痒くなる季節がやってきました。聞くところによると、冬ならではの肌の乾燥や痒みも、手が先、全身同時というように十人十色のようですが、私の場合は腰が最初に痒くなります。手の甲や顔が悲惨な状況になるのは寒さが本格化してから。最後は粉を吹いたように皮膚がこそげ落とされていきます。

 ヒビや痒みの天敵は乾燥と冷気と言われています。でも私の場合は、毎年、服でカバーされている腰が一番先に痒くなるんです。ちなみに、いわゆる帯状疱疹ではありませんのでご安心を。ただひたすら痒いんです。

 なにより厄介なのはスキンクリームのような“うるおい系”では痒みは収まらないことですが、古いタイプのオッサンに痒み止めと保湿クリームを使い分けるようなワザが備わっているわけはありません。いきおい、痒いままでひと冬を過ごすことになるわけです。冬が終わる頃になると腰の辺りが傷だらけになっているはずです。

 冬の風物詩とはいえ、痒みは気持ちが滅入る原因の最上位。神経痛や五十肩はしようがないと諦めもつきますが、どうもコイツだけは……。マッ、なんとか折り合いをつけるように頑張ります。
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[season13┃12 NOV. 2022 25:30]
立冬』‥冬が始まる。木枯らしが吹き雪の便りが届く。椿咲く頃。
SUNSET:Doukanyama ave., Nishi-Nippori, Arakawa city
Photographed on 30 OCT. 2022

≡≡ 空回りの一週間 ≡≡

今週を振り返って

 金曜日の夜。猫の夜食を準備しながら、ふと今週の出来事を振り返ってみました。短い時間ですが、その結論は「今週は何をやっても上手く行かず空回りばかりだったな」。我ながら、これほど手応えのない週も少ないだろうと感じています。

 他人事のように言えば「こんな一週間もあるんですねえ」。自分事と捉えれば「今週のオマエは何をやっていたんだ」。早い話がボーッと過ごした一週間だったわけです。

 当然ながら、コロナやウクライナあるいは旧統一教会問題のような世の中の動きも報道されていることを知るのが精一杯。とても熟考するところまで辿り着けませんでした。
 とはいっても、このまま無風のままにする気はありません。この週末は新しい週に即リスタート出来るようにクールダウンとリフレッシュに費やします。なかにはリブートする覚悟で仕切り直すこともありそうです。

 呆れるほど情けない状況のため、今夜は早く寝ます。少しでも早く“今週の厄”を払い落としたほうがいいですからね。

 ということで、おやすみなさい。明日が素晴らしい日になりますように。
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[season13┃24:40 11/11/2022]
立冬』‥冬が始まる。木枯らしが吹き雪の便りが届く。椿咲く頃。
SUNSET, Doukanyama ave., Nishi-Nippori, Arakawa city
Photographed on 30 OCT. 2022

≡≡ 火の用心 ≡≡

今夜も見回り、ありがとう

「ひのよーじん。まっちいっぽん、かじのもと」。チョーン、チョーン!

 冬になると、我が家のある地域では町会有志による“火の用心”の見回りが始まります。

 数十年前はどこでも行われていた行事だと思いますが、近所付き合いそのものが減ってしまった今では、貴重な存在になってしまった活動です。
 日本の伝統的な習慣を知らない人が増えて「地域の警備は警察に任せればいいじゃないか。寒いのに出たくない」と考えている人が増えているのか、それとも自分たちで街を守ろうという意識が薄くなっているのか。原因はいくつもあるようですが、時の流れには逆らえません。

 実は、私が住むこの地域は、10年ほど前に全焼2軒半焼3軒という火事に見舞われました。ちょうど今頃の季節。出火した時間は日付が変わる頃で、鎮火したのは明け方でした。その時、私が住むオンボロアパートも延焼しました。私も119番に通報後、急いで避難し、オロオロと一夜を過ごしました。

 そんな悲しい体験をしたこの地域では、その火事のあとまもなくして火の用心の見回りが復活しました。
 冬の乾燥した時期に、木造住宅が密集している地域を火が襲うといかに恐ろしい目に合うかを身をもって体験してしまった人々が、自然発生的に見回りを復活させたわけです。

 火事のシーズンです。戸建てだろうがマンションだろうが、我が家は大丈夫と思っていても、ご近所の火事が延焼するということも充分に考えられます。

 とにかく、火事は怖いですよ。「地震、雷、火事、オヤジ」なんてダジャレでは済まなくなりますよ。

 では皆様、改めて火の用心を。おやすみなさい。

[season13┃10/11/2022 25:10]
立冬』‥冬が始まる。木枯らしが吹き雪の便りが届く。椿咲く頃。
SUNSET, doukanyama ave., nishi-nippori, arakawa city
Photographed on 30 OCT. 2022

≡≡ ハッカとチョコは宝物 ≡≡

サクマ式ドロップス
平和のありがたさが詰まった宝物が
消えていく

 驚きのニュースが飛び込んできた。

 あの『サクマ式ドロップス』を製造している佐久間製菓が来年1月20日に廃業するというのだ。しかもこれからは追加生産しないという注釈付きである。

 子供の頃の私にとってサクマ式ドロップスは一粒ずつ大事に味わう“上等なアメちゃん”だった。一粒ずつ出てくる小さな口が開いた缶を“おみくじ”のように思い込んでいた時期もあった。大好きだったハッカ味とチョコ味が出てきた時は「やった!」と喜んだのを覚えている。

 大人になってからは買うこともなくなったが、それでも見かけるだけで子供の頃を思い出し、なぜかホッとするような安心感に満たされていた。
 しかし、一端のオヤジになってから観た野坂昭如氏原作・スタジオジブリ制作のアニメ『火垂るの墓』で、神戸大空襲で二人きりになってしまった兄妹のうち妹の節子が、朦朧とした意識の中で、ドロップの代わりにガラス製のおはじきを舐めるシーンを観てからはサクマ式ドロップスへの見方を変えた。きっと戦火に見舞われた子供たちにとってこのドロップは「平和のありがたさを体現した本物の宝物」だったのではと考えるようになっったのだ。

 そんなサクマ式ドロップスがなくなる。原材料の高騰と需要減少による“あきらめ廃業”だという。携わっていた人々が断腸の思いで下したこの決断は「体験したことのない人間には理解できない苦しみから抜け出す唯一の道」だったのだろう。

 昭和レトロがもてはやされる時代になったというのに、私の周囲からは懐かしい味が次々と消えていく。「消えていくからノスタルジーなんだ」という意見もあるが、その時代にも生きていた人間にとっては、複雑な思いしか湧いてこない。

 拝啓 サクマ式ドロップス様。幸せな時間を過ごさせていただきました。ありがとうございます。

[season13/1109/25:20]
サクマ式ドロップス』‥ハッカとチョコは宝物。火垂るの墓
photograph:SAKUMA-SHIKI DROPS(reproduction:HOTARU no HAKA)
                   [2022/1109]

≡≡ 本日より13年目 ≡≡

photograph:FORTUNE TELLING DARUMA:hanazono-jinja ,Shinjuku city[2022-0121]

おかげさまで
本日より13年目に

 ある時期、私は文章どころか文字さえも読みたくないというほど“文字の世界”に背を向けていました。ところが、ある朝突然「何か書きたい」と不思議な力に突き動かされ、その日の夜にはこのブログを立ち上げていました。
 当初は「小学生でももう少しまともに書ける」と赤面するほどぎこちなく情けない内容でしたが、書くだけで心地よく充実した気分になっていました。

 その時、自分に課したのは「一年365日毎日一回途切れることなく書く。攻撃的・暴言・誹謗中傷など、他人を傷つけてほくそ笑んだり、溜飲を下げたりするような発言はしない。内容の責任はすべて負う」。たったそれだけで内容についてはフリースタイルでした。

 2年前からは、二十四節気の節季ごとに順次撮り溜めていた写真を添えるようにしました。当初はウェブデザインを無視して、ただ単純に添えるだけのものでしたが、時間をかけてそれなりのものを“嵌める”ワザを見つけ、今も続けています。

 あの日から12年が経ちました。そうです。今日は13周年の記念日なんです。
年周りで言えば、ちょうどふた周り目が始まる節目の時を迎えることが出来たんです。

 12年間4384日。我ながら「よくぞ飽きずに続いたな」と思うこともありますが、ここまでデイリールーティンになると、たとえ駄文であっても、書かないことには眠れないんです。たとえれば“呼吸”のようなものでしょうか。


 こんな拙文でもお読みいただいている方々には最大の感謝を捧げます。ありがとうございます。我が身に不測の事態が起こらない限り続けようと思っていますので、これからもどうぞ“覗き見”のほど、よろしくお願いします。
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[season13/1108/25:10]
『13年目へ』‥長いようで短かった12年間。命尽きるまで。
photograph:FORTUNE TELLING DARUMA
      hanazono-jinja ,Shinjuku city[2022-0121]
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≡≡ 『立冬』の節季 ≡≡

晩秋から初冬へ向かうこの時期は
思った以上に表情豊か

 紅葉の見頃にはまだ早いが、二十四節気では今日からは冬ということになる。江戸期に著された『暦便覧」に「冬の気立ち始めて、いよいよ冷ゆれば也」と記されているとおり、しばらく経って気がつく頃には寒さも本格的になっているだろう。
 冬の使者と呼ばれる木枯らしが吹くようになり、渡り鳥が北の国から訪れ、生まれたばかりの小鳥を育て始める。肉厚の椿の花が咲く一方で、可憐な姿の水仙が咲く。ハラハラと舞い降る小雪に戸惑う日があるかと思うと、小春日和に和む日もある。約2週間続く『立冬』という時期は、思った以上に表情豊かな時期なのかもしれない。

 暑い夏が大好きな私にとって冬は一年で一番苦手な時期である。冬のほうがいいと思えるのは食材、特に海産物くらいなものかもしれない。
 だからこそとでも言えばいいのか、寒さが厳しくなるにつれて「自虐的でもいいから、辛く厳しいときほど楽しもう」とする傾向が強い。きっとこの冬もグチをききながらも小さな楽しみを探し続けることになりそうだ。

 今年の冬はどんな冬になるのだろう。厳しさと楽しさが共存した季節であってほしいものである。
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[season12/1107/25:00]
立冬』‥冬が始まる。木枯らしが吹き雪の便りが届く。椿咲く頃。
photograph:SUNSET, doukanyama ave., nishi-nippori, arakawa city
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≡≡ 第八波の前兆か ≡≡

土曜日7967人。日曜日6264人。
確実に第八波の襲来が迫ってきている

 今日、東京都では新型コロナの新規感染者が6264人確認された。前週同日比では1.69倍だという。日曜日にこの数字というのは約2週間ぶりである。
 まだ重症患者数や死亡者数の上昇は見られないようだが、この傾向は確実に第八波の前兆とみて間違いないだろう。

 第八波がとうとうやってきた。

 まだ兆候がある程度なので、どうなるかは未知数だが、新規感染者数の推移を示す棒グラフを見る限り、高い数値の下げ止まり状態からの上昇になるのは間違いなさそうだ。いくらワクチンを打っても感染しないわけではない。万一感染しても、軽症で済む可能性が高くなるだけである。

 このままではコロナは第八波、インフルエンザは三年ぶりと感染症だらけの冬になるのかもしれない。素直に言えば「勘弁してくれ」である。また「マスク・消毒・手洗い・うがい」のシバリがキツくなるのかと思うと気が滅入ってしまう。「泣く子と地頭には勝てぬ」という言葉があるが、まさに「コロナとインフルエンザには勝てぬ」である。

 ドタバタしても始まらない。私には感染しないように注意することしかできないのだから。
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[season12/1106/25:00]
霜降』‥朝夕の冷え込み。鍋物。動物たちは冬ごもり直前。
photograph:PORT of KOBE view from Mt. nagamine, kobe city
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≡≡ ツイッターよ、どこへ行く ≡≡

動静不穏。
目指す着地点が違うとはいえ
急ぎ過ぎでは

 イーロン・マスク氏が買収したツイッターが従業員の即時半減という荒業を繰り出してきた。世界中の従業員が対象ということなので、日本で働いていた人もゴッソリと解雇対象になっているらしい。報道されている解雇の経緯だけで判断すると、いわゆる現地採用ではなかったのだろう。
 従業員を容易に解雇するのが当たり前のアメリカ企業なので、その考え方に沿っただけと言えばそれまでだが、あまりにも、やり方がドラスティック過ぎるのではないだろうか。

 氏がどこまで大胆で厳しい経営改革を考えているのか分からないが、少なくとも“企業は人なり”という名言が氏には通用しないことだけは確かだ。きっとグローバル企業であるにも関わらず“一人舞台”で企業運営しようとしているのだろう。
 先日から伝えられている認証マークの有料化も、一時的には収入は増加するだろうが、早い段階からプラットフォームが荒廃するのではと危惧されるものだった。
 氏は創業者として自らの“イズム”が浸透していて当然だったテスラやスペースXと同じように、違った“イズム”で運営されてきたツイッターにも自らが理想とするビジネスモデルが即座に適用出来ると考えているのだろうか。
 まるで、世界中に既存のユーザーがいる環境の中でも“理想を追求すればユーザーはあとからついてくる”と考えているようだ。

 私もツイッターユーザーのひとりだが、この大胆過ぎる改革を外野席から見ていると、今でも“荒れるのが当たり前”なのに、これ以上ざらついたらどうしようと考えてしまう。

 まさに「ツイッターよ、どこへ行く」である。
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[season12/1105/25:50]
霜降』‥朝夕の冷え込み。鍋物。動物たちは冬ごもり直前。
photograph:PORT of KOBE view from Mt. nagamine, kobe city
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≡≡ 酉の市 ≡≡

東京の下町が
年の瀬と新年に向けて
動き出す年中行事

【酉の市】浅草・鷲神社/長國寺。目黒・大鳥神社。新宿・花園神社。花畑・大鷲神社。府中・大國魂神社などで行われる年中行事。
「商売繁盛と開運招福、そして一年の無事に感謝して来る年の幸を願う」神事で、酉の日の午前0時から24時まで神社は参拝者で賑わう。
【浅草鷲神社】各地で行われる酉の市の中で、もっとも賑わうのは浅草・鷲神社で開催される酉の市と言われているが、お参りする時は、すぐお隣りにある酉の市発祥の寺、長國寺にもお参りするのが望ましい。
【かっこめ・縁起熊手】参拝した後には、社務所では「かっこめ」、境内にすらりと並んだ屋台店では「縁起熊手」と呼ばれている熊手を手に入れて、会社や自宅の“玄関に向かった目立つ場所”に飾ることが習わしになっている。
 特に、商売の隆盛を願う「縁起熊手」は、福を呼び込むための縁起物がふんだんに飾り付けてられている。
 最初は小さなものから始めて、成長とともに大きくしていくのが作法とされている。
 ちなみに買う時は、言い値を聞いてから必ず値切り、言い値と買値の差額をご祝儀として置いていくのが“粋”とされている。
【三の酉】ひと月のうちに酉の日が3日ある年は「三の酉の年」と呼ばれ、古くから寒さは厳しく、北風は強く、火事が多い冬になると言われ続けている。

 酉の市の声が聞こえてくると、東京下町は一気に年の瀬準備が始まり、人々は妙にソワソワし始める。私もそのひとりだ。

 その年にどんなことがあっても、来年こそはとの願いを込めてお参りに行き始めて40数年。私にとってお酉さまは欠かすことの出来ない年中行事になっている。以前は大混雑の中でお参りしていたが、ここ10年ほどは、もっとも参拝者が減り、ほかの参拝者から押されることなく、ゆっくりお参り出来る早朝に行くことにしている。
 毎年いちばん最後の日に行く習慣なので、今年は三の酉(11月28日)に行く。寒さが本格的になる頃なのでダウンコートを着ながらの参拝になるはずだ。

 空回りばかりを繰り返してきた今年の厄を払い、来年への希望と決意を伝える酉の市。今年こそ特段のご縁をいただきたいものだ。

「春を待つ ことのはじめや 酉の市」(其角)
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[season12/1104/25:00]
霜降』‥朝夕の冷え込み。鍋物。動物たちは冬ごもり直前。
photograph:PORT of KOBE view from Mt. nagamine, kobe city
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≡≡ 小春日和の文化の日 ≡≡

これぞ小春日和
素晴らしい休日でした

真っ青な空には刷毛で書いたような白い雲──
半袖でも過ごせそうな暖かさ──
チラホラと色づき始めた木々──

 今日は、本当に気持ちのいい小春日和の休日でした。こんな日は難しいことなど考えずに大切に過ごすのが一番。慌てず騒がず、自分なりにノンビリと満喫しました。
 そんな快適に過ごせた日の夜、我が家の猫軍団は、外気が気持ちいいからか、それとも動きやすいからか、早めに夜食を食べ終えたあと全員外出したままです。きっと朝方までパトロール(?)し続ける気でいるんでしょう。

 肌寒い日が続いても、どこかの瞬間で恵みの暖かさと出会える。秋は今日のような“息抜き日”があるからいいんでしょうね。

 ところで今日11月3日は「文化の日」です。古くは明治天皇の誕生日を祝う明治節だったものが、昭和21年のこの日、新憲法が“公布”されたことを祝って「文化の日」と命名された祝日です。
 戦後秘話を紐解くと、どうも、この日を憲法記念日とすることに反対したGHQとのすったもんだの中で決められた命名だったようです。
 なお、5月3日の「憲法記念日」は、昭和23年に新憲法が“施行”された日です。すったもんだがあったとはいえ、そのおかげで新憲法には年間2日の祝日が制定されるようになったわけです。当時の政権が、いかに新憲法を重要視していたかを示す決定だったかを表しているようにも感じます。

 そんな戦後秘話はこれくらいにして。

 今日のところは、素直にそして気持ちよく、早寝します。おやすみなさい。明日も小春日和になりますように。
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[season12/1103/24:30]
霜降』‥朝夕の冷え込み。鍋物。動物たちは冬ごもり直前。
photograph:PORT of KOBE view from Mt. nagamine, kobe city
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≡≡ 5回目のワクチン ≡≡

接種箇所が少しだけ痛いだけで
それ以外に副反応なし

 先日、区役所からコロナ・ワクチンの接種券が届き、さっそく予約しましたが、今日その当日がやってきました。5回目の接種になる今回はオミクロン株対応のファイザー社製です。
 さすがに5回目ともなると何もかも“勝手知ったるワクチン接種”です。戸惑うことなど一切なしで打ち終わりました。
 強いて言えば、問診の時、私も医師も、そろそろインフルエンザ並みの対応に変わるだろうと意見が一致したこと。次回の接種時期にはこれが共通認識になりそうな話までしてしまいました。
 ちなみに副反応は、接種箇所が熱を持っているような感覚と、腕を動かした時の違和感程度で、ほかには何もありません。一回目の接種で感じた一抹の恐怖感など一切ありません。
 煩わしくても、感染確率が減るのなら何度でもと考えている私にとって副反応の軽さは嬉しい限りです。

 インフルエンザとコロナ。2種類のワクチンを接種するのが新たな年中行事になりそうな気配ですが、マッ、それも時の流れ。よしとしておきましょう。

 ということで、5回目の接種も終了しました。「65歳以上なのでお先に失礼」。
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[season12/1102/24:30]
霜降』‥朝夕の冷え込み。鍋物。動物たちは冬ごもり直前。
photograph:PORT of KOBE view from Mt. nagamine, kobe city
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≡≡ 霜月朔日 ≡≡

小春日和・時雨・木枯らし
仲冬・雪待月・神帰月
紅葉狩・七五三・酉の市

 11月になりました。今年もあと2カ月。そろそろ年の瀬に向けて準備し始める頃になりました。
 凍えるように寒い日があるかと思えば、ぽかぽかとした暖かい日もある。霜は降りるけれど本格的な雪は降らない。11月は秋から冬へと季節が移り変わっていく橋渡し的な存在のようです。

 個人的にも一年の総決算に向けて舵を切りたいところですが、日々の暮らしに振り回されているからか、それとも日々の出来事を大切に捉えていないからか、どうしても“これで進もう”と確信出来るような立ち位置に立てずにいます。ひょっとすると自ら時の流れを止めているのではと感じることもしばしばです。
 一期一会の精神で日々を暮らせば、一日を不完全燃焼のまま終えることなどないはずだと思ってはいますが、どうにもこうにも……。

 あと2カ月しかないと思うか、それともまだ2カ月もあると考えるか。日々の出来事をしっかりと受け止めて、噛み締めながら過ごしていれば、年の瀬には自ずと答えが出るような気がしています。
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[season12/1101/25:00]
霜降』‥朝夕の冷え込み。鍋物。動物たちは冬ごもり直前。
photograph:PORT of KOBE view from Mt. nagamine, kobe city
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≡≡ 自転車も車両 ≡≡

厳罰化を進めて
原付バイク並みに

 今日から自転車の交通違反が厳罰化された。今回は「信号無視・一時不停止・右側走行(逆走)・徐行しないで歩道を通行する」の4項目が厳罰化の対象になったとのことだが、従来から厳罰適用の対象だった「ながらスマホや飲酒運転」などを含めると、それなりに“形が整ってきた”ようだ。

 だが、交通法規上の自転車の位置づけを理解していない多くの人たちに向かって、突然厳罰化や赤切符と言ってもピンとこないはずだ。
 特に、自転車は好き勝手に乗り回せる乗り物と考えている人や、運転免許を持っていない人からは「警察が自由な乗り物を目の敵にしている」と言われることも当然増えるだろう。

 以前書いたこともあるが、私は、約20年前まで18段変速のシティバイクで通勤し、内堀通りの皇居前などを50キロ近いスピードで走っていた。しかし、この走り方をしているといつか人身事故を起こすと悟り、ある日突然自転車をママチャリに変えた。そして、歩行者を追い越すのが精いっぱいというスピードで走るように変えた。
 余談だが、そんな走り方に変えた私だが、ある時、路地から減速せずに飛び出してきた電動アシスト自転車が後輪にぶつかるという事故に見舞われた。幸いにも、後輪だけが傷つく事故だったため事なきを得たが、相手は最後までその意味を理解していなかったようだ。

 そんな人間に言わせると、今回の厳罰化でも「まだ甘い」と思える点がいくつもある。少なくとも原付バイクレベルの交通法規にまで厳しくしてもいいと思っている。

 今回警察庁は「赤切符」という伝家の宝刀を前面に出して厳罰化を打ち出した。「赤切符」を切られた場合、検察官が納得しない限り、前科は付かなくても、前歴は残る。この現実をもっと広めればかなり厳罰化が現実的な問題として認識されるようになるはずだ。
 電動アシスト付きの自転車で交差点など無視しながら路地を突っ走る輩や、減速するのは自分が止まりたいと思った時だけと思い込んでいる“自転車暴走族”にこの現実が認知されれば、自転車による事故は激減するのではないだろうか。たとえ「取り締まり件数を増やすことなく、事故が減ればそれでいい」という印象操作であっても、効果が出ればそれでいいのだから。
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[season12/1031/25:20]
霜降』‥朝夕の冷え込み。鍋物。動物たちは冬ごもり直前。
photograph:PORT of KOBE view from Mt. nagamine, kobe city
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≡≡ ハロウィンってなんだ ≡≡

こんな悲惨な事故が起こるなんて
無念過ぎる

 ハロウィンが流行り出してから毎年、私は「大の大人がなんでこんなに大騒ぎするの」と思い続けてきた。
 北欧に伝わる伝統行事が広がったというようなかたいことを 言うつもりはない。だが、根本は“冬を迎える前の子供の遊び”。子供たちが街を巡ってお菓子をもらい歩く姿を微笑ましく見守るものだと思っている。

 ところが、いつの頃からか様相が激変した。「新しいイベント」とあえて勘違いして「とにかく集まろう、ひたすら騒ごう、歩きながらのどんちゃん騒ぎだ」と捉えられるものになった。参加する気のない多くの人たちも興味本位で注目して、もり立てた。そうなれば仮装もはしゃぎ方もエスカレートして無法地帯状態のエリアが生まれた。
 まず最初に無法地帯になったのは、御存知の通り、若者の街シブヤだった。そんな風俗に影響されたのだろうか、韓国でもソウルのイテウォンがハロウィンの聖地になった。

 そして事故が起こった。

 10月30日夜の段階で死者154名、負傷者130人以上と伝えられている。警備体制に問題があったとも言われているが、悲惨すぎる結果を招いた根本的な原因は「トレンドはハロウィンの夜をイテウォンで過ごすこと」と信じ込ませてしまった集団心理にあるのではないだろうか。加えて、キャッチーな仮装をすれば注目度が上がるという承認欲求と、You Tubeで見ている“匿名性”のあるエンターテイメントに自分も参加したいと思う同調圧力も見逃せないだろう。

 一方、シブヤは、街が破壊されるような事態に陥る一歩手前で警察が強い態度で群衆整理をするようになった。街自体も警戒するようになったし、メディアも好意的には取り上げなくなっている。
 だが、シブヤがイテウォン化する可能性が消えたわけではない。これまでは幸運にも死者が出なかったと思っていたほうがよさそうだ。

 そろそろ、ハロウィンが“若者が集まるバカ騒ぎの場”から“子供と家族の楽しみの行事”に戻る時が来たのではないだろうか。

 今回の事故で亡くなられた方々に謹んで哀悼の意を捧げたい。また突然悲しみに見舞われたご家族やご友人の皆様にも心からのお悔やみを申し上げたい。
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[season12/1030/25:10]
霜降』‥朝夕の冷え込み。鍋物。動物たちは冬ごもり直前。
photograph:PORT of KOBE view from Mt. nagamine, kobe city
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≡≡ のどかに過ごした秋の日 ≡≡

今だけの心地よさを満喫

 抜けるような青空とヒンヤリとした空気を通して降り注ぐ陽の光。今日もいい天気でした。
 今のうちに秋を満喫しておかないと、寒さが本格的になったときに後悔すると思い、街をあっちでフラフラ、こっちでキョロキョロと歩き回りました。それも、時々立ち止まって空を仰ぎ見るという秋ならではの歩き方で。

 海でもなく、山でもない。都会のど真ん中でも充分に秋は満喫できます。要は気持ちのもちよう次第。ヤボ用優先で動き回っている私のような人間でも、出掛けた先で自分だけの気持ちいい空間を見つければいいのですから。

 秋のエッセンスを存分に吸収したおかげでしょうか、今夜は気持ちよく眠れそうです。
 おやすみなさい。明日が素晴らしい一日になりますように。
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[season12/1029/25:00]
霜降』‥朝夕の冷え込み。鍋物。動物たちは冬ごもり直前。
photograph:PORT of KOBE view from Mt. nagamine, kobe city
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